樹木の最近のブログ記事


長雨が終わり待ち焦がれた青空の爽快感を満喫していたのも束の間のこと、気温が30度を超える日々が続くとさすがに雨が恋しくなります。
 

ナツツバキ
見上げると夏椿が咲いていました。平家物語冒頭に出て来る沙羅双樹 (さらそうじゅ)はこの木のことで、仏陀が亡くなった時の所縁ある木(フタバガキ科のサラノキ)は日本では育たない為にこの夏椿を沙羅の木(さらのき、しゃらのき)として植えたようです。二本セットで沙羅双樹なのだそうです。夏になると椿のような花を付ける事からナツツバキ。こちらの方が涼しげで好い響きですね。
 

ヤマルリトラノオ
梅雨が明けた途端にご近所の花壇が華やかに成って来ました。ヤマルリトラノオだと思いますが里で見たのは初めてです。昔、鑓温泉の下で群生を見た事がありますがもっと色が濃かったような気がします。里で育つ高山の花は総じて色が薄くなるようです。
 

アスチルベ
アスチルベはチダケサシ属の学名ですが変種が多く園芸種にも様々な色が有るようです。亜高山に咲くハナチダケサシは真っ白でとても清楚です。「チダケサシ」は崩れ易いキノコの乳茸(ちちたけ)を刺して持ち帰った事から名付けられたとの事ですが、本当にキノコ採りで使用していたのかは不明です。
 

クガイソウ
九蓋草(くがいそう)は夏の登山口を彩る代表的な花ですね。行道の導師にかざす長い柄の傘を蓋と言い、笠を数える時にも蓋の語を使った事から、笠の様な葉をたくさん付けると言う意味で九蓋草と名付けられたのだそうです。また輪生する葉が九段の物が多い事から九階草とも書かれますがこちらの方が覚えやすいですね。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

日本百名山の一峰、雨飾山(あまかざりやま)への登山道入り口の大海(おおみ)河原を覗いて来ました。
 

緑が好い頃合いです
小谷温泉から上部の道路は道幅が狭いので対向車には十分気を付けてください。
林の中の残雪と新緑の色合いが実に好い感じです。
 

雨飾山のビューポイント
鎌池と登山口への三叉路より少し下のカーブに雨飾山を望めるビューポイントがあります。
 

大海河原
雨飾山キャンプ場に車を置いて登山口を少し下ると大海河原に出ます。入口にはまだ雪の山が残っていましたが河原の水芭蕉は終わりかけでした。
 

斧枝柳(おのえだやなぎ)
木道を歩いて行くとひときわ目立つのが斧枝柳(おのえだやなぎ)。枝がオノのように見えるこの川柳は巨木ツアーで紹介される一本です。
 

ムラサキヤシオ
黒い岩肌にムラサキヤシオの花色が鮮やかです。木道は残雪や雪解け水に浸かっている所も有りウォーキングシューズは失敗でした。
 

ミズバショウ
山際の雪解けの遅い所ではまだ水芭蕉の咲き始めに出合う事ができます。
 

オオカメノキ
オオカメノキも咲き始めが一番絵になりますね。
 

タムシバ
緑の中に点々と散るタムシバの白も目を引きます。
 

シラネアオイ!!
思いもかけなかったシラネアオイに出合い久しぶりに興奮気味です。
 

登山口の滝
河原に作られた木道が終ると左奥に滝が見えて来ますが、そこまでが入口から約15分。滝から先の登山道はブナ林の中の急な上り道になります。
 
滝の写真を撮っているうちに雲行きが怪しくなり、引き返す途中から雨になってしまいました。鎌池へも立ち寄る予定だったのですが、本降りになって来ましたのでまたの機会といたしましょう。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

若枝は最初は緑だがやがて黒色の斑点が出て来る。その斑点を黒い文字に見立てクロモジと呼ばれるようになったと言われているが果たして?
 

クスノキ科クロモジ属の落葉低木
樹皮にはアルコール類を含み芳香があるので、皮のついたまま削って爪楊枝にする。枝葉から採れる油(クロモジ油)は芳香料として用いられる。根皮を干した物は釣樟(ちょうしょう)と呼び、いんきん・たむし等の皮膚病に用いた。浴湯料にするとリュウマチ・関節痛に効くとある。
 

クロモジの雄花
雌雄異株で春、葉に先だって葉脇に淡黄緑色の小花を密集してつける。花には黄色い花粉を付けた小突起が並んでいる。
 

クロモジの雌花
雌花は先端の白い突起が中央に突出しているので解ります。良く見るとロウ細工のようなでかなか可愛いらしい花です。
 
室町時代の頃、宮中に仕える女房たちは衣食住に関する言葉を直接口にすることをはばかり、しゃもじ(杓子)、かもじ(髪の毛)などと「もじ」をつけて隠語的に呼んだ。クロモジはこの木から作った歯の掃除やお歯黒を塗る時に使う「黒楊枝」の女房詞「くろもじ」に由来するのではないかと言うウンチクに富んだ説の方が好みです。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

桜の時期も終わりかけ、代わりに花ももが目を引きます。
 

紅白入り乱れて咲く姿はなかなか豪華です。
 

根本を見るとなんと一本の木ではありませんか。
どうやら赤花の木に白花を接ぎ木したらしい。
 

白花の多くには絞り染めたように赤が混じっています。
 

中にはまるで意図的に左右に塗り分けたような花びらが。
 

ひと枝ごとに変化する赤の混じり具合は人工的に色を塗ったんじゃなかろうかと思えるほどです。
 
いつもながら自然の造形美の不思議さを感じます。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

雪椿の見分け方

| コメント(2) | トラックバック(0)

飲み友達に雪椿の見分け方を教えてもらったので、さっそく群生地の池原へ行って来ました。西山林道の白馬乗鞍~池原間はまだ残雪が有り通れませんでした。
 

ユキツバキの群生
ユキツバキは乾燥に弱いので暖かくなるまで雪に覆われている事が生存の条件だそうです(雪に埋もれて越冬するため、気温と湿度が保たれる)。今年は雪解けが遅く一気に暖かくなったのが好条件だったようで、何時もの年より多くの花を付けていました。
 

開きかけのユキツバキ
戦前までは沖縄を除く日本のツバキ属はヤブツバキとサザンカのみと思われていた所、このユキツバキが発見されツバキの国に衝撃が走ります。山地型のツバキで、日本海側の雪の多い地帯に野生する種です。小谷では真木地区が自生の南限で白馬、大町には自生の確認はされていません。
 

ツバキの花糸
自生種のツバキはヤブツバキ(ヤマツバキ)と呼ばれ、雄しべの花糸が白く根本が癒着しています。
 

ユキツバキの花糸
ユキツバキは花糸が黄色で一本一本が分離しています。
 

ユキツバキの葉
葉もユキツバキの方が鋸歯が鋭く葉脈が細い脈まではっきりしているのが特徴です。
 

八重ツバキ
ユキツバキは変異し易く、八重咲きのツバキの品種改良に貢献したのだそうです。
 

親坂の雪椿
先日紹介した親坂の雪椿は誰かが植えたものだろうが、改めて良く見ると花弁は細く数も多く、葉先の鋸歯は小さく少ないし葉脈も薄い。中間型にユキバタツバキと言うのが有るそうでそれかもしれない。池原地区のユキツバキ群生地も標高が下がるに連れ同じような種を見かける事が有る。とにかく変異が多いそうだから細かく分けずに「雪椿」としておきましょう。
 
そういえば家の曾婆ちゃんは椿油を髪の毛に塗っていたなぁ。まだ有るらしいがあの香りは今でも思い出す事ができる。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

天智天皇が崩御し息子の大友皇子が即位すると、天智天皇の弟であった大海人皇子が皇位を巡り「壬申の乱」を起こす。
大海人皇子の長男である高市皇子はこの戦の最前線に立ち活躍し大海人皇子(天武天皇)側に勝利をもたらす。
 

 
この壬申の乱で悲劇の運命を背負うのが敗れた大友皇子の正妃十市皇女です。万葉集の代表的な歌人額田王と大海人皇子との間に生まれた彼女にとって、この戦は父と夫との戦でもあったのです。敗れた近江側の皇后であり現天皇の皇女でもある立場は辛いものだったに違いありません。
やがて、結婚して子まで儲けた事のある彼女に何故か泊瀬倉梯(はつせくらはし)宮の斎宮(天皇の代わりに神に仕える未婚の皇女)となるよう命が下るのですが、出立するその朝に急死(自殺説もある)してしまいます。
 

 
山振(やまぶき)の 立ちよそひたる山清水
酌(く)みに行かめど 道の知らなく
 
高市皇子(たけちのみこ)が急死した十市皇女(とおちのひめみこ)を悼んだ恋歌ともとれる挽歌です。
二人は天武天皇を父とする異母兄妹ですが、この頃は母親違いの兄妹の恋愛は許されていたようです。
 

 
山吹の「黄」と山清水の「泉」で黄泉、つまり死後の世界を暗示していると解釈されています。
この歌から高市皇子がずっと十市皇女を想っていた事が解りますが、果たして二人の心は通じ合っていたのでしょうか。
 
「黄泉の国に行ってしまったあなたに会いに行きたいけれどどうやって行ったらよいのだろう」
悲しみがひしひしと伝わって来る歌です。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

「♪コブシ咲く~あの丘北国の~~♪」が毎年恒例ですが、今回は宮沢賢治^^
 

 

 
雪国ではヤマザクラより半月ほど早く咲き始めるコブシを農作業の一つの目安にしています。
 

 

 
でも今年は冬の寒さから一気に夏の陽気になりサクラもコブシも同時期に満開になってしまいました。
 

 
モクレン属のコブシの学名をマグノリア・コブスといいますが種小名のkobusは和名のコブシから付けられています。
 

 
農林業に造詣の深い東北出身の宮沢賢治は、早春に白く輝く芳香豊かなこの花に強い印象を持っていたのでしょう、童話や詩集で度々コブシを題材にしています。
 

 
童話「マグノリアの木」は属名のMagnoliaの事だと思いますが、文中の「その日のあたるところは銀と見え陰になるところは雪のきれと思われた」花はコブシの事のようです。
 

 
「なめとこ山の熊」では小熊が雪だと言い張る月光で光るコブシの花を母熊が「ひきざくらの花」と教えています。
 

 
漢方ではつぼみが鼻炎の処方に使われるそうだから鼻炎で入院した事のある宮沢賢治もお世話になっていたかもしれない。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

新潟県境から北小谷近郊の桜が見頃を迎えています。
 

鯉のぼりと桜と残雪と
冷え込みが長引いたおかげで珍しい取り合わせに出合えました。
 

「道の駅おたり」の裏側
旧北小谷小学校から島温泉にかけての桜並木が満開。少し散り始めています。
 

奥丁子桜(おくちょうじざくら)の群生
 

オクチョウジザクラ看板
 

奥丁子桜(おくちょうじざくら)
小谷村指定天然記念物の奥丁子桜(おくちょうじざくら)の群生も見頃を迎えていました。

朝晩の冷え込みが厳しく未だに暖房のお世話になっています。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

北小谷方面で桜が咲き始めたと言うので行って来ました。
 

島温泉
一週間前には蕾だった島温泉の桜は五分咲きと言う所でしょうか。今週末には見頃を迎えそうです。
 

蒲原温泉
今はもう廃業してしまった蒲原温泉の周りは平成7年の豪雨災害の爪痕がまだ生々しい。
 

姫川温泉
姫川温泉の発電所周りの桜が見頃を迎えていました。
 

 
まだ朝晩は暖房のお世話になっていると言うのに、温泉地帯は地熱で暖かなんでしょうか。
 
しばらくは雨模様の天気予報ですが、週末には回復しそうです。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

黄金色に輝いている木花を見つけた助手席の母が
「あれ何だっけなぁ。ほれ、NHKのドラマでやってたやつ」
「マンサクの花?」
「そうそう、歳取りゃぁ忘れっぽくなって駄目だなぁ」
 

 
帰ってから植物図鑑でマンサクを調べたが花の様子が違う。改めて調べ直したらどうも「山茱萸(さんしゅゆ)」この辺で「サンシュ」と呼んでいる木のようだ。やっと名前と花が一致しました。
「茱萸(しゅゆ)はグミのことで、秋には赤い実が生り核を除いた成熟果実を薬用にする。別名:アキサンゴ」とあります。牧野富太郎博士が春黄金花(はるこがねばな)と命名したそうですが気持ちが良く分かります。
 

 
「中国および朝鮮の原産、わが国には享保七年(1722年)に朝鮮から薬用として輸入し、小石川御楽園に栽培した」とあります。
「庭のサンシュ~の~木ィ~」と歌う宮崎県民謡「ひえつき節」は壇ノ浦から逃れた平家の姫とそれを追いかけた源氏の恋物語、なのになんで江戸時代に輸入??と疑問に思った方、実は九州地方で「サンシュ」は山椒の方言なのだそうです。太井メはこの歌を聞いてなんの疑いも無く小谷の方言の「サンシュ」とばかり思っていて、山椒の木だと知ったのは後々のことでした。その時サンシュの花を図鑑で見ているはずなんですが、母じゃないけど忘れっぽくなった事を実感しています。
 

 
盆栽の花も可愛らしくて良いもんですね。
 
さっそく母に電話
「こないだの金色の花なぁ、マンサクって言ってたじゃん」
「あぁ、ありゃあサンシュの花だぞ」
どっちがボケてきたのかわかんなくなってきた・・・^^;
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

2010年9月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち樹木カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは栽培種です。

次のカテゴリは高山の植物です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて