高山の植物の最近のブログ記事
ユリ科ワスレグサ属の多年草
昨日はガイドで栂池自然園に行って来ました。ニッコウキスゲの開花がピークを迎えています。今年はいつもの年より花数も多く、曇り空の下でも豪華に輝いていました。夕暮れの桜の豪華さを「花明り」で例えますが、霧の中のニッコウキスゲの群生にも、この"花明り"の言葉が似合いそうです。
江戸時代の草木図鑑に「禅廷花(ぜんていくわ)」の名で出てきます。名の由来の一説に、日光の戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立て名付けられたとありますが、ハッキリとは分かりません。牧野富太郎博士は「ぜんていくわ」を和名として、日光戦場ヶ原に群生するこの黄色い花に「日光黄菅」の別名を与えました。以来、一般的にはニッコウキスゲの名の方が知られるようになります。
太井メはこの花を「一日花」だと思っていましたが、実際には朝咲いてそのまま夜を越し、翌日の夕方しぼむ「二日花」だという事を最近知りました。以前は間違ったガイドをした事になります。この場を借りて謝罪いたします。「キスゲ」はユウスゲの別名ですが、こちらが名の如く夕方に咲いて翌日午前にしぼむ一日花なので、どこかで混同したのかも知れません。ごめんなさい。
今年は白馬山麓全体の花の開花時期が何時もの年よりかなり早いようです。このままではお盆の頃には、主だった高山の花は終わってしまうんじゃぁなかろうか?
ユリ科ツクバネソウ属の多年草
高貴な人に長い柄の傘を差している昔絵をご覧になった事があるだろうか。この傘を「衣笠」とか「絹傘」と言い、葉の形状がこの傘に似るので「衣笠草(キヌガサソウ)」
白い花びらに見える部分は本来は蕚(ガク)に当たり、アジサイやキンポウゲ、ユリの仲間など意外に多くの花に見られます。
白い花びらに見える部分は本来は蕚(ガク)に当たり、アジサイやキンポウゲ、ユリの仲間など意外に多くの花に見られます。
今年このキヌガサソウの花びら(ガク片)が緑色の葉の様に変化している物に出合いました。
キンポウゲの仲間でミドリハクサンイチゲやミドリニリンソウなど、花が緑色になる物が有るのは知っていましたが、キヌガサソウでは、それも一部分が変化している物は初めて見ました。
キンポウゲの仲間でミドリハクサンイチゲやミドリニリンソウなど、花が緑色になる物が有るのは知っていましたが、キヌガサソウでは、それも一部分が変化している物は初めて見ました。
ガク片が花びらのように進化した種の中では稀に起きる現象なのだそうで「先祖がえり」などと呼ばれているそうです。
確かに蕚(ガク)も葉から変化したものだから、緑の葉の様になるんですかねぇ。
確かに蕚(ガク)も葉から変化したものだから、緑の葉の様になるんですかねぇ。
黄色い雄しべの外側に白く細い棒状の物が見えますが、これが本来の花びらに当たる部分なのだそうです。花の右側を見ると、緑に変化したガク片の上に白いスプーン状の片が見えますが、これは本来の花びらが先祖がえりを起こしているのだろうか?
キヌガサソウは緑の葉と白いガク片と白い棒状の花びらの数がほぼ同じなのです。
先日撮った自然園の花の一部をザッとご紹介しましょう。
ミズバショウ湿原ではコバイケイソウがまだ咲いています。木道より少し離れますがハクサンチドリの群生が見られます。ヒオウギアヤメも咲き始めました。次の小さな湿原にはチングルマがまだ咲いていました。
風穴手前にクロツリバナが咲いています。キヌガサソウもまだ健在です。風穴の先にはまだ水芭蕉が残っていました。
ワタスゲ湿原ではニッコウキスゲが咲き始めています。チングルマは花弁を散らし花穂がだいぶ伸びてきました。
園内のいたる所でカラマツソウに出合えます。楠川トイレ先のシナノキンバイは終焉を迎えています。シラネアオイは残念ながら終わりました。ベニバナイチゴが何とも言えない色合いで咲いています。
急坂を登る途中にはマイズルソウやゴゼンタチバナが群生を作っています。足下を注意深く見ていくとゴヨウイチゴが花芽を着けていました。
浮島湿原のニッコウキスゲはもう直ぐ見頃を迎えそうです。ここでは白花のタテヤマリンドウに出会えます。ここ数日の大雨で最後のリュウキンカが水没しておりました。
モウセンゴケがあちこちで目立つようになりました。アカモノもだいぶ増えています。ウラジロナナカマドも見つけやすい花ですね。
展望湿原手前の沢の橋が決壊しています。う回路を設けてありますが崩れやすいので注意が必要です。雪解けの遅い場所にはサンカヨウやエンレイソウがまだ残っていました。その先の小蓮華山直下の雪渓にはハクサンコザクラが群生しています。
展望湿原から展望台への木道脇にはアカミノイヌツゲが、昨年の赤い実を着けて花芽を膨らませていました。展望台の栂(つが=オオシラビソ)の実が園内では一番大きく成長しているようです。行く先々でツマトリソウが迎えてくれます。
ヤセ尾根ではサラサドウダンとベニサラサドウダンの共演が見事です。オオバタケシマランの花は草の中に紛れ見つけ難いですが真っ赤な見になると一番目立ちます。
楠川には少しだけミソガワソウが花を咲かせていました。水芭蕉湿原東側奥にはまだイワカガミが群生しています。コバイケイソウもそろそろ終わりに近づきました。栂池自然園も少しずつ夏模様に変わりつつあります。花の種類もモット多くなるでしょう。
梅雨明けしたかもしれない?宣言が出されましたが、まだまだ大気は不安定で夕立が有りそうです。晴れていても雨具は忘れずに持参しましょう。
これから日に日に暑くなってゆくのでしょうね。
皆様にはくれぐれもお身体をご自愛ください。
これから日に日に暑くなってゆくのでしょうね。
皆様にはくれぐれもお身体をご自愛ください。
ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草
比較的標高の高い湿気の多い場所に咲く。栂の森や栂池自然園でも群生するが、目立たないのだろうか、ガイドをしていても名前を尋ねる人は少ない。
一見オオバキスミレと見紛うが、葉が対生し長細いので区別ができる。
まだお目にかかった事はないが、山地に咲くミゾホウズキよりも葉が大きいので「オオバ」がついた。
まだお目にかかった事はないが、山地に咲くミゾホウズキよりも葉が大きいので「オオバ」がついた。
庭先に植えられるホオズキの実を包む袋は、蕚(ガク)が成長したもの。ミゾホウズキの実も同じように、花後に蕚が実を包むのでホオズキの名が与えられた。
大きな葉で、溝のような湿気の多い場所に咲き、ホオズキのように実を着けるので「オオバミゾホオズキ」
学名の属名は「道化者」の意があるそうだから、面白い姿として映ったのだろう。確かに花姿を良く見ると、顔をヒョイと前に突き出したような、なかなかユニークな姿をしている。
何時もの穴場(自然駅~栂の森駅)を歩いて下山しました。
花の種類もだいぶ増えています。成城小屋下ではハクサンチドリやミツバオウレンが咲き始めています。
道路脇にはムラサキヤシオやコヨウラクツツジ、オオカメノキがまだ残っていました。
途中、神の田んぼの桜は昨日ご紹介の通り、ミズバショウやリュウキンカは終焉を迎えています。木道沿いにはチングルマやタテヤマリンドウが咲き始めています。
コミヤマカタバミは普通淡いピンク色なんですが、この場所だけは土壌の違いか毎年色の濃い花をつけます。
4枚葉はツクバネソウ、6~8枚の葉が輪生するのはクルマバツクバネソウ。キヌガサソウと同じ仲間ですが、こちらはなかなか見つけ難い。
4枚葉はツクバネソウ、6~8枚の葉が輪生するのはクルマバツクバネソウ。キヌガサソウと同じ仲間ですが、こちらはなかなか見つけ難い。
栂の森の遊歩道が出来上がっていました。次回のご報告といたします。
昨日の帰り道、神の田んぼで桜の花に出合えました。
6月下旬は毎年楽しみにしている場所なのですが、今年はみずばしょう祭りに気を取られ、雪解けが早かった事をすっかり忘れておりました。花はそろそろ終わりかけのようです。
高嶺桜(たかねざくら)は嶺桜(みねざくら)とも呼ばれ、中部以北の高山に咲く桜です。雪に押さえつけられ寝かされるため、幹は枝別れが多く、斜めに立ち上がっています。中央が濃い紅色の小振りの花を咲かせますが、赤味を帯びた葉と一緒に咲くため、遠くからではあまり目立ちません。
里の桜のように遠目に目立った豪華さはありませんが、そこはやはり桜ですね。近寄ってみるとナカナカの色合いです。日が陰っているためか半開きの状態でしたが、アップで見るとけっこう濃い目の化粧でしたぞ。栂池自然園でも咲き始めたようですね。
ユリ科マイヅルソウ属の多年草
「まいづる」と聞いて何を連想するだろう
この花が浮かんだ人は山野草の愛好家
舞鶴の地名や甲府のお城、家紋にお酒に
タンチョウヅルの求愛の姿も印象深い
「岸壁の母」を思う人は少ないだろうなぁ

二枚の葉を横に広げて咲く花の姿が
鶴の求愛の舞姿に似るので「舞鶴草」
小さな白い花びらが後ろに反り返った形が
タンチョウの舞姿に似るからと言う説もある
深山で春先に白い小さな花で群生しよく目立つ
姿が特徴的で名も覚え易く強く印象に残る花だ
初期の実はウズラの卵に似た珍しい模様だが
秋には赤い実に熟し周りに彩を添えてくれる
元禄の頃の京都で最上の銘酒が「舞鶴」だったような?
舞鶴港で「自衛艦舞鶴」と名付けられた日本酒に出会い
びっくりした事があったが辛口の酒で結構美味かった
キノコなど山の幸が食卓に上る様になって来た
酒のつまみに事欠かない夜が続きそうだ(^^ ♪
(´・(ェ)・`)~~hutoi
「まいづる」と聞いて何を連想するだろう
この花が浮かんだ人は山野草の愛好家
舞鶴の地名や甲府のお城、家紋にお酒に
タンチョウヅルの求愛の姿も印象深い
「岸壁の母」を思う人は少ないだろうなぁ
二枚の葉を横に広げて咲く花の姿が
鶴の求愛の舞姿に似るので「舞鶴草」
小さな白い花びらが後ろに反り返った形が
タンチョウの舞姿に似るからと言う説もある
姿が特徴的で名も覚え易く強く印象に残る花だ
初期の実はウズラの卵に似た珍しい模様だが
秋には赤い実に熟し周りに彩を添えてくれる
舞鶴港で「自衛艦舞鶴」と名付けられた日本酒に出会い
びっくりした事があったが辛口の酒で結構美味かった
キノコなど山の幸が食卓に上る様になって来た
酒のつまみに事欠かない夜が続きそうだ(^^ ♪
(´・(ェ)・`)~~hutoi
ユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草
梅の花に似るからウメバチソウという説がありますが、この説だと「なぜ鉢なのか」が説明できていません。「梅の花に似て鉢形に咲くから」も説得力に欠けます。
東風(こち)吹かば 匂い起こせよ 梅の花
主(あるじ)なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)
主(あるじ)なしとて 春を忘るな(春な忘れそ)
藤原氏によって左遷させられた菅原道真が、京の屋敷を離れる時に詠んだ歌です。この梅が一夜にして太宰府に飛んで来た、と言う有名な「飛び梅伝説」があるほど、道真は梅の花を好み、愛しました。
大宰府で亡くなった道真は天満宮に葬られ、やがて天神様として人々に親しまれますが、彼の好んだ梅の花が天満宮の神紋になりました。この天満宮の神紋が「梅鉢紋」だったのです。
「上から見た花の形が「梅鉢紋」に似るから」
こちらの方が由来を語るには面白い説ですね。
こちらの方が由来を語るには面白い説ですね。
五つの雄シベ(緑色ではありません)がありますが、右下の花は茶色っぽい雄シベが四つ開いています。左上の花の雄シベはまだ一つしか開いていません。一日に一つだけ立ち上り花粉を吐く不思議な花なのだそうです。
と言う事は右下の花は三日前に開いたのかな?
単純な引き算も考え込むようじゃあ・・・(- -;) アカン
単純な引き算も考え込むようじゃあ・・・(- -;) アカン
(´・(ェ)・`)~~hutoi
久しぶりに晴れの日が続いたのに
残念ながら今朝は雨になりました
残念ながら今朝は雨になりました
栂池自然園は木の実草の実が主役です
けれど昨年ほど赤い実が目立ちません
すでに鳥たちに食べられたんだろ うか
けれど昨年ほど赤い実が目立ちません
すでに鳥たちに食べられたんだろ うか
お ま け
気の早いナナカマドが色づき始めていました
昨年は紅葉が遅れ10月に入ってからでしたが
今年は今月下旬頃 には始まるような気配です
昨年は紅葉が遅れ10月に入ってからでしたが
今年は今月下旬頃 には始まるような気配です
大陸からの高気圧の冷え込み具合にもよりますが
全体に色づき始めて一週間ほどでピークを迎えます
全体に色づき始めて一週間ほどでピークを迎えます
情報収集をお忘れなく・・・(^^)ノ~~
(´・(ェ)・`)~~hutoi




































































































