高山の植物の最近のブログ記事


先日のガイドの帰り道に慌ただしく撮った八方尾根の花たちをご紹介。
尾根筋の岩場に咲く花は背が低く可愛らしい物が多いです。「ハッポウ」を冠する特有種にも逢えました。
 

八方池
 

大葉擬宝珠(おおばぎぼうし)

深山小米草(みやまこごめぐさ)

梅鉢草(うめばちそう)
 

深山大文字草(みやまだいもんじそう)

白山沙参(はくさんしゃじん)

吾亦紅(われもこう)
 

唐糸草(からいとそう)

御山蕎麦(おやまそば)

深山蒲公英(みやまたんぽぽ)
 

八方高嶺千振(はっぽうたかねせんぶり)

田村草(たむらそう)

下野草(しもつけそう)
 

松虫草(まつむしそう)

高嶺伊吹防風(たかねいぶきぼうふう)

信濃弟切(しなのおとぎり)
 
ここ八方尾根は植生の逆転現象が見られ標高2000m以下でも高山帯の植物を見る事のできる特殊な場所です。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

8月17日、白馬大雪渓へ行く途中に咲いていた花をご紹介。
 

馬尻より白馬大雪渓を望む
生憎の曇り空でしたが途中に咲く花たちを愛でながらゆったりと楽しむ事ができました。
 

雄宝香(おたからこう)

大瓢箪木(おおひょうたんぼく)

深山唐松(みやまからまつ)
 

大伶人草(おおれいじんそう)

山瑠璃虎の尾(やまるりとらのお)

味噌川草(みそがわそう)
 

蔓人参(つるにんじん)

蝦夷紫陽花(えぞあじさい)

鬼下野(おにしもつけ)
 

大花独活(おおはなうど)

深山猪独活(みやまししうど)

梅鉢草(うめばちそう)
 

玉川杜鵑(たまがわほととぎす)

衣笠草の実(きぬがさそう)

延齢草の実(えんれいそう)
 
落石事故の影響で大雪渓を訪れるお客様が減っているそうです。雪渓の入口辺りで雪の感触を楽しんでいる分には落石の危険性など殆んど無いと言っていいのですが。
雪渓の谷間に入った瞬間に感じる清涼感溢れる微風は汗ばんだ身体にひと際心地よいのです。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

白馬八方尾根

| コメント(0) | トラックバック(0)
 
昨日白馬大雪渓に行ったお客様を連れて八方尾根に行って参りましたのでご報告。
 

生憎の天候
朝方見えていた白馬連峰の稜線もこの時期のご多分に洩れず姿を隠してしまいました。
 

まだ夏休み
平日だと言うのに結構な数のお客様です。考えて見ればまだ子供達は夏休みでしたね。子供の頃には田植え休みと稲刈り休み、2月には寒中休みが余分にあったのでお盆が過ぎたら学校だと言う感覚がまだ残っているようです。
 

稚児車(ちんぐるま)
雪解けの遅い場所にはまだ「稚児車(ちんぐるま)」が咲いていました。
 

八方池
残念ながら八方池に着いても稜線は雲に覆われ白馬連峰は顔を見せませんでした。「またおいで」と言う事なのでしょう。時折雲の切れ間から微かに稜線が現れると「おお~~」という歓声が沸き起こります。
 

マツムシソウ
池の周りで今一番目立つ花は「松虫草(まつむしそう)」名の謂れは諸説ありますが否定的な意見の多い「松虫の鳴く頃に咲く花」説は、秋の始まりを感じさせる童謡「虫のこえ」に真っ先に出て来る松虫と絡めると覚えやすい事では一番です。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

キンポウゲ科カラマツソウ属

カラマツソウの仲間は花弁が無くガクも開花すると直ぐ落ちてしまい細長い雄しべだけが目立ちます。その花の形が唐松の葉に似ているのでカラマツソウの名が付けられました。
 

唐松草(からまつそう)
唐松草(からまつそう)は高原や深山の草地に生える事が多く、時折ミヤマカラマツと混生するので花を見ただけでは両者の見分けが難しいです。
ミヤマカラマツの葉は卵型で葉先が徐々に細くなりますが、カラマツソウの葉は先端部が広がり三裂する違いがあります。
 

カラマツソウの托葉
ミヤマカラマツとの一番の違いは葉柄の基部に円い托葉(小さな葉の様な物)が付く事が見分けのポイントです。(写真の中央、蕾の枝の葉の付け根)
 

深山唐松(みやまからまつ)
標高の高い亜高山にまで見られるのが「深山唐松(みやまからまつ)」。名前にミヤマが付くと仲間内では比較的標高の高い所で生育する意味合いを持ちます。
 

ミヤマカラマツの実
ミヤマカラマツには托葉(たくよう)がありません。受粉すると雄しべは落ち雌しべが濃いピンク色に変わってくるので判別しやすくなります。
 

紅葉唐松(もみじからまつ)
紅葉唐松(もみじからまつ)は栂池自然園でよく群生しカラマツソウの仲間では一番目立ちます。密集した雄しべの中央にはっきりと雌しべが見えるので判別がしやすいでしょう。
 

モミジの様な葉
一番の違いは葉が小葉を持たない単葉でモミジのように深く切れ込む事。この葉の形からモミジの名が冠せられました。
 

秋唐松(あきからまつ)
夏も終わり頃になると日当たりの良い野原で見られるようになるのがアキカラマツ。カラマツソウの仲間では唯一秋になっても花が残るので「秋唐松」。黄色い花粉をたくさん着けて背も高く伸びるので遠くからでもよく目立ちます。
 

大唐松(おおからまつ)
大唐松(おおからまつ)はアキカラマツの高山性変種と言われています。7月中旬頃から八方尾根で見ることが出来きますが、アキカラマツの方が背も高く花の密集度が濃いようです。アキカラマツより小さいのに「オオカラマツ」ですが高山性のカラマツソウの中では大きくなる部類でしょう。別名のコカラマツがアキカラマツに対しての呼び方なのかもしれません。チュウカラマツでは語呂が悪い。
 
野草の名前(山と渓谷社)に面白い唐松の名の由来を見つけたのでご紹介(以下抜粋)
「松は葉が枯れることなく、常に緑を保つ縁起のよい木とされていた。ところが、カラマツの葉は冬には落葉する。この松を初めて見た人は、落葉する事に驚いたと思う。こんな変わった松は、きっと"唐(から)"の国から渡来したものと思って"唐松"とつけたのだと思う。」
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

五竜アルプス山野草園が今年から「白馬五竜高山植物園」と名を改め、新設されたロックガーデンで白馬連峰の高山帯が再現され、登山で苦労しなくても楽々と高山植物が見られるようになった。
何時も花情報を届けてくれるスタッフから「ヒマラヤの青いケシ」が咲いたと聞き、好天に誘われて昨日出かけてまいりました。
 

テレキャビン乗り場へ
玄関口にあたる「エスカルプラザ」の2階から出て、シモツケソウの花を見ながら五竜テレキャビンの乗り場へと向かいます。
 

五竜テレキャビン

アルプス平駅
テレキャビンで標高1,515mのアルプス平まで約8分間の空中散歩です。
 

アルプス平展望台
出発時間が遅くなったので心配でしたが先ず先ずの青空、展望台からは素晴らしいロケーションが見渡せました。
 

ペアリフト

高山植物園
山野草園を少し下りアルプス展望ペアリフトに乗って自然遊歩道のある地蔵ケルン(1,676m)を目指します。まずは高山植物が見たいと言う人は山野草園を徒歩で登ってロックガーデンを目指すのも良いでしょう。
 

地蔵ケルン

八方尾根

白馬連峰の展望
地蔵ケルンまでは体力に自身の無い方でも簡単に辿り着けますので、白馬連峰が見えていたら絶対にお勧めです。白馬三山は残念ながら雲に隠れてしまいましたが360°の展望が絶景です。
 

遊歩道への分岐点

オニアザミ

ウラジロヨウラク
ケルンから五竜岳に向かって少し下り分岐点を左に入るとアルプス平遊歩道に入れます。
 

ワタスゲ

モリアオガエルの卵

遊歩道分岐点
途中の池でモリアオガエルの卵に出合いました。池の直ぐ先の分岐点を右に下ると、まだ咲いていませんでしたがシモツケソウの群生地があります。
 

高山植物園へ

パラグライダーが気持ちよさげ

イブキジャコウソウの群生
遊歩道から植物園に入る辺りの展望がまた良いですね。
 

ロックガーデン

高山植物園案内板

コマクサの群生
歩道を暫らく行くと右側に今年から新設された「ロックガーデン」があります。
 

チシマギキョウ

イワギキョウ

シコタンソウ
ロックガーデンは白馬連峰の様々な自然環境に合わせて作られており滅多に見られない高山植物が目の前で観察できます。何とも贅沢な事ですが環境維持も大変な苦労だろうと察します。
 

エーデルワイス案内板

元祖エーデルワイス

オノエマンテマ
高山植物帯の下にはスイスアルプスの高山植物が植生されていました。ウスユキソウのご本家「エーデルワイス」に初めて出逢い感激です。
 

ヒメイトシャジン案内板

ヒメイトシャジン

ヒメアカネキンバイ
他にも初めて見るスイスアルプスやヒマラヤの高山植物が沢山あり貴重な見学が出来ました。
 

案内板

メコノプシス・グランディス

ヒマラヤの青いケシ
今回の目的でもあった「ヒマラヤの青いケシ」にご対面ですが、この青は何と表現したらよいのだろう。やはり本物を見ていただくしかないのですが、自然の驚異を目の当たりにしました。
 

ゴゼンタチバナ

ミヤマオダマキ

アカモノ
馴染みのある高山植物も沢山咲いていました。これからドンドンと種類が増えて来るのでしょう。
 

ノウゴウイチゴ

ノウゴウイチゴの実
ノウゴウイチゴの花が咲いていますが、ペアリフトに向かう歩道脇では既にイチゴに成っています。
 

園内案内板

レストランメニュー

アルプス平レストラン
前回はアルプス平のレストランでビールを飲みご満悦でしたが、今回は単独ですので車の運転が有り非常に残念です。
 

エスカルプラザへ
休憩せずに下山しましたが、とても貴重な体験が出来大満足です。
 

エスカルプラザ・お食事処

緑の食卓メニュー

展示会場
エスカルプラザ2階には写真や絵画の展示をしていました。お食事処の名前が何とも涼風を誘って美味しそうです。
 
白馬五竜の全てのスタッフがとても親切で明るく、楽しい貴重な花めぐりが出来る事請け合いです。
当ホテルにも白馬五竜高山植物園の割引券がございますので一言フロントにお声掛け下さい。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

一昨日栂池自然園に連れていったグループと昨日は八方尾根に行って来ました。白馬八方尾根は1998年2月に長野オリンピックのアルペン競技が開催された場所です。
生憎と霧が掛ってしまって白馬連峰は見えませんでしたが、思いのほか花の種類が多く実に楽しいトレッキングでした。
 

鎌池湿原
ゴンドラとリフト一本を乗り継ぐと鎌池湿原があります。池塘の周りのワタスゲは既に綿帽子になっていました。コバイケイソウも咲いています。
 

オオタカネバラ

タカトウダイ

ウラジロヨウラク
湿原の中に作られた歩道を巡ってから最後のリフト乗り場まで行くと多くの花たちに出合えます。
 

尾根道コース
リフトの最終地点が八方池山荘です。此処から八方池までおよそ90分の上り坂。今回は開花の早い尾根筋を第二ケルンまで直登する事にしました。
 

タテヤマリンドウ

ムシトリスミレ

ユキワリソウ
比較的なだらかな木道コースは途中から改修工事のため通行止めでした。否が応でも岩場の急斜面を登らなくてはなりません。
 

ハッポウウスユキソウ

ヒロハヘビノボラズ

ヨツバシオガマ
尾根道は岩場の急斜面で浮石も多く、途中に崩落箇所があり道幅が狭く成っていますので、帰りは特に慎重に下山してください。
 

途中の雪渓
息(やすむ)ケルン下の雪渓にはまだ大分雪が残っていました。ここに最終のトイレがあります。
 

ミヤマアズマギク

イワイチョウ

テガタチドリ
「霧で何も見えない」と言って第2ケルンで引き返したお爺さんとすれ違いましたが、これほど沢山咲く珍しい花には興味が無いようです。
 

雲の切れ間に
山の天気は刻一刻と変わります。霧も風に流され少しですが薄日も差して来ました。
 

ハイマツ

ニッコウキスゲ

クモマミミナグサ
八方尾根は標高2,000m以下でも高山植物が見られる希少な所です。また此処で発見されたハッポウと名の付く植物が生育しています。
 

八方池にはまだ氷が
八方池にはまだ氷塊が残っていました。雨予報の所為か人が数えるほどしかいません。ピーク時の渋滞にはうんざりしますが人が少なすぎるのも寂しいもんですね。
 

タカネバラ

コマクサ

チシマギキョウ
八方池でコマクサの花を見るのは久しぶりのことで、尚且つチシマギキョウに出合えるとは本当に大感激でした。池の畔でおにぎりを食べ一休み。
 

ミヤマタンポポ

トキソウ

ハクサンタイゲキ
帰り路の事。後ろから足の速いグループが来たので追い抜かせようと「右端に寄って止まって!」と声をかけたところ、後ろを向いて右端に寄った人が約一名。「アンタそりゃ左側になるだろ・・・」
 

オオキンカメムシ
「後で調べたら希少な虫だったりして」などと冗談交じりで撮った写真が本当に珍しい虫でしたぞ。
オオキンカメムシは主に暖かい地方の海岸近くに生息するようで中部山岳地帯で見る事は稀のようです。
 
前日から雨が降るとプレッシャーをかけていたのですが、帰りのゴンドラを降りた辺りでポツリとしただけで無事下山出来ました。車がホテルに近づいた辺りで土砂降りに、辛うじて面目躍如かな。
兎に角言う事の効かないまとまりの無い・・・
いやいや、明るい賑やかなグループで楽しい一日を過ごしました。
 
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

ホテル横からゴンドラとロープウェイに乗り継いで45分ほどで標高1,900mの栂池自然園に着きます。今日は古くからの知人グループの案内を兼ねて行ってまいりました。
雪解けが遅く昨年より2週間ほど遅れましたがやっと水芭蕉が見頃になりました。風穴手前の高嶺桜も満開でした。
 

水芭蕉湿原
今、ビジターセンターを入って直ぐの水芭蕉湿原ではミズバショウとリュウキンカの群生が見頃を迎えています。生憎の天候が続きますが、写真を撮るには曇り空の方がしっとりとした色合いが出てかえって良いかもしれません。
 

キヌガサソウ
水芭蕉湿原奥の木道沿いに衣笠草(きぬがさそう)が咲いていました。日差しが強い日の花の写真は葉の色が黒っぽくなって柔らかさを表現するのが難しいのですが、今日は霧が低く垂れ込めていてまずまずの色合いです。
 

タカネザクラ
水芭蕉湿原から風穴へ抜ける林の中の高嶺桜(たかねざくら)が満開です。風穴はまだ雪の上を歩きますので、直ぐ手前にある高嶺桜の花は蕾でした。
 

別名:ミネザクラ
里のさくら程の豪華さは有りませんがなかなかに可愛い花です。昔は嶺桜(みねざくら)と呼んでいました。
 

エンレイソウ
栂池自然園の延齢草(えんれいそう)の花は濃い黒紫色の物が多いのです。「土壌の違いでしょうかねぇ」と話していたら、後ろから「ウナギじゃないよ~~」の声が。暫らくしてから一人の女性が大爆笑。やっと理解してくれたようで、すべらなくてよかったですねぇ。
 

左:シラネアオイ、右:サンカヨウ
今回は午後から出かけたので楠川手前のワタスゲ湿原を一周して帰って来ましたが、帰り道の山裾側の歩道脇では山荷葉(さんかよう)と白根葵(しらねあおい)が並んで咲いていました。

以前は笹薮だった所に木道が出来たのですが、歩道脇にはモミジカラマツやクルマユリ、タケシマラン、マイズルソウなど花の種類が年々増えているようです。陽のあたる場所を作ってやるとこうした花がどんどん増えるんでしょうが、国立公園ですから難しい面もあるようですね。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

苧環(おだまき)の苧は「カラムシ」の事でイラクサ科の多年草です。弥生時代の遺跡からカラムシの繊維で織った布の一部が発見されていますから、古代から大切にされていただろう事が伺えます。
茎(カラ)を蒸して皮を剥くので「カラムシ」との説があります。
剥いた皮を細かく裂き、縒りを掛けて糸に仕上げるのですが、この糸を円く巻いた物を苧環(おだまき)と言いました。植物のオダマキは花の形がこの苧環に似ているので名付けられたと言われています。
 

ミヤマオダマキ
日本のオダマキの野生種はミヤマオダマキとヤマオダマキ、ヤマオダマキに似て距の先端が丸まっているオオヤマオダマキの三種類です。古くから観賞用として改良種がたくさん栽培されていますが、皮膚炎を起こす等、有毒植物とされていますのでご注意を。
 

ミヤマオダマキ(白花)
いにしへの しづのをだまき くりかえし
昔を今に なすよしもがな
伊勢物語・三十二段
「昔の女にこの歌を送ったが返事はなかった」と言うとても短いお話。「しづ」は倭文(しどり・しずり)と同義語で古代の織物の事です。
「倭文の糸を何度も何度も繰り返し苧環に巻き取るように、昔を今に引き戻せたらいいのに」と、ヨリを戻しませんかと誘う歌です
 
いにしへの しづのをだまき いやしきも
よきもさかりは ありしものなり
よみ人しらず (古今集・雑上)
伊勢物語の歌の本歌がこれのようです。
「倭文(しず)の苧環(おだまき)」と「賎(しづ)の男(お)」(身分の低い男)を掛けていて」「身分の卑しい男も、身分の高い男も同じように人生の盛りはあったんだよ」
 

園芸種のオダマキ
しずやしず しずのをだまき 繰り返し
昔を今に なすよしもがな
義経記・第六巻「静若宮八幡宮へ参詣の事」
一人静で取り上げた歌ですが、上記の二つの歌を踏まえてこの歌を読み解くと、静御前の義経への思慕と強烈な源頼朝への皮肉が込められていて、栄華を誇る頼朝が腹を立てた気持ちも解るような気がします。
 

静御前の舞姿
野草の名前(山と渓谷社)の著者は、オダマキは古くは「イトクリソウ」と呼んでいたし、花姿も木枠で作られた糸巻き「籆(わく)糸巻き」の方に良く似ている事から、命名者は糸玉の苧環と混同したのではないかとしている。確かに五本の柱で作られた籆糸巻きは花のオダマキの後方に突き出す距の数と同じだし、中心の柱を省略した家紋の枠糸巻きもオダマキの花の姿に似ているが、歌舞伎「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」の錦絵の苧環が持ち手の付いた糸巻きで描かれている所を見ると、少なくとも江戸時代以降には苧環と籆巻きは既に混同され一般化していたようだ。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

ゴンドラからロープウェイに乗り換える道の中間辺りから左へ入ると遊歩道が整備されてあり、栂(つが;オオシラビソ)の林の中を20分程歩くとロープウェイ乗り場の直ぐ前に出られる。最初に栂池自然園へ行き、帰りの時間に余裕があったら逆コースから周る方が良いかもしれない。
 

ゴンドラより白馬連峰
梅雨の中休みで2日ほど北アルプスが顔を出した。大陸からの高気圧の所為で朝晩は結構寒い。
 

名残の水芭蕉

リュウキンカ

コバイケイソウ
乗り換え歩道中間から左へ林内に入り100m程行くと小湿原に出る。此処は栂池自然園に先駆けて水芭蕉が咲く所。群生は既に終わってしまったが、雪解けの遅い所ではまだ少し残っている。
湿原の中央部には大分背の高くなったリュウキンカの群生が残る。立ち上がって金の華を咲かせるので立金華(りゅうきんか)。
一本だけ小梅蕙草(こばいけいそう)が咲いていた。今年は群生しないようだ。
 

ショウジョウバカマ

サンカヨウ

キヌガサソウ
行く先々に猩猩袴(しょうじょうばかま)が咲いている。
山荷葉(さんかよう)も見頃を迎えたようだ。荷葉(かよう)はハスの葉の事。
小川の畔では衣笠草(きぬがさそう)が咲いていた。
 

ムラサキヤシオ

コミヤマカタバミ

タケシマラン
日陰に咲きかけた紫八汐(むらさきやしお)は一入(ひとしお)濃いようだ。
小深山傍食(こみやまかたばみ)の淡いピンクの小さな花は、いつ見ても可憐で好きな花の一つです。
竹縞蘭(たけしまらん)は草丈が10~15cmと小さく更に花となると数ミリしかなく、尚且つ葉裏に花を咲かせるので、見た事の無いない人にはまず見つからないだろう。
 

ザゼンソウ

オオバミゾホオズキ

ノビネチドリ
遊歩道の終り近くには毎年坐禅草(ざぜんそう)が咲く。洞窟の中で僧が坐禅している姿に見立て命名。栂の森より上部では見た事が無いので1,500m付近が限界なのかもしれない。
ロープウェイ栂の森駅前の土手では大葉溝酸漿(おおばみぞほおずき)が群生し始めた。黄色い群生なので直ぐに見つかるでしょう。
栂の森駅に向かって右側の駅脇では延根千鳥(のびねちどり)が咲き始めています。
 

ロープウェイ下り線
ゴンドラの下りは架線が邪魔にならないのでパノラマの写真が撮り易い。しかし山の午後は雲に覆われる事の方が多いのが難点。
14時を過ぎたというのに上りのゴンドラは満員御礼。栂池高原駅には長蛇の列が出来ていました。団体のバスが4~5台一気に着いたようです。
 
栂池自然園の残雪は大分少なくなりましたが水芭蕉が群生するのは来月に成りそうな気配。梅雨の中休みも終わり明日午後から暫らくは又雨の日が続きそうですので、一気に雪が消える事を期待しましょう。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

昨日の神の田圃から20分ほど舗装道路を下るとロープウェイ乗り場に着きます。乗り場より一段上の急な右カーブを曲がらずに左へ作業道路に入ると栂の森ゲレンデの中間辺りに出る事ができます。
 

栂の森ゲレンデから白馬連峰を望む
此処からは白馬連峰の全景を見渡す事ができブナの林の中を歩いてきた閉塞感から一気に解放されます。
 

新緑を渡るロープウェイ
先日からご紹介しているコースは、栂池自然園の花が少ない時期にはロープウェイの復路の料金以上の価値があると思いますよ。
 

マイヅルソウが咲き始めた
ゲレンデ内の草を刈り掃った遊歩道周りにはマイヅルソウの群生が至る所にあります。少しずつ咲き始めていましたので来週頃には満開になるでしょう。
 

イワナシ

テングクワガタ
ゲレンデ上部ではイワナシやテングクワガタが咲いていました。
 

モウセンゴケ
湧水の側からは食虫植物モウセンゴケの新葉が出始めています。
 

何んとチングルマが
遊歩道を下り舗装道路に降りる少し手前に、何んとチングルマが咲いているではありませんか。今まで何遍か通っている筈なのに初めて気付きました。遊歩道を管理している友人に訪ねた所、彼も去年初めて気付き危うく刈ってしまう所だったそうです。神の田圃より下部では見た事が無いので誰かが植樹したのかもしれません。
 

シロバナエンレイソウは珍しい
友人にシロバナエンレイソウが咲いている場所を教えてもらいました。この界隈ではなかなかお目にかかれない花です。
 

シラネアオイ
シロバナエンレイソウの周りではシラネアオイが何とも優しい色で群生しています。思っても見なかった花たちに出合えラッキーな一日でした。
 
今回は栂の林の中を巡る遊歩道には行かれませんでしたが、そちらでもサンカヨウやキヌガサソウ、ムラサキヤシオなど多くの花が咲き始めたとの事です。自然園の花は大分遅れていますので帰りに立ち寄ってみては如何でしょう。
 
 

太井メでした L(^o^ve)




ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
ランキング参加中

2010年9月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち高山の植物カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは樹木です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて