キンポウゲ科カラマツソウ属
カラマツソウの仲間は花弁が無くガクも開花すると直ぐ落ちてしまい細長い雄しべだけが目立ちます。その花の形が唐松の葉に似ているのでカラマツソウの名が付けられました。
唐松草(からまつそう)は高原や深山の草地に生える事が多く、時折ミヤマカラマツと混生するので花を見ただけでは両者の見分けが難しいです。
ミヤマカラマツの葉は卵型で葉先が徐々に細くなりますが、カラマツソウの葉は先端部が広がり三裂する違いがあります。
ミヤマカラマツの葉は卵型で葉先が徐々に細くなりますが、カラマツソウの葉は先端部が広がり三裂する違いがあります。
ミヤマカラマツとの一番の違いは葉柄の基部に円い托葉(小さな葉の様な物)が付く事が見分けのポイントです。(写真の中央、蕾の枝の葉の付け根)
標高の高い亜高山にまで見られるのが「深山唐松(みやまからまつ)」。名前にミヤマが付くと仲間内では比較的標高の高い所で生育する意味合いを持ちます。
ミヤマカラマツには托葉(たくよう)がありません。受粉すると雄しべは落ち雌しべが濃いピンク色に変わってくるので判別しやすくなります。
紅葉唐松(もみじからまつ)は栂池自然園でよく群生しカラマツソウの仲間では一番目立ちます。密集した雄しべの中央にはっきりと雌しべが見えるので判別がしやすいでしょう。
一番の違いは葉が小葉を持たない単葉でモミジのように深く切れ込む事。この葉の形からモミジの名が冠せられました。
夏も終わり頃になると日当たりの良い野原で見られるようになるのがアキカラマツ。カラマツソウの仲間では唯一秋になっても花が残るので「秋唐松」。黄色い花粉をたくさん着けて背も高く伸びるので遠くからでもよく目立ちます。
大唐松(おおからまつ)はアキカラマツの高山性変種と言われています。7月中旬頃から八方尾根で見ることが出来きますが、アキカラマツの方が背も高く花の密集度が濃いようです。アキカラマツより小さいのに「オオカラマツ」ですが高山性のカラマツソウの中では大きくなる部類でしょう。別名のコカラマツがアキカラマツに対しての呼び方なのかもしれません。チュウカラマツでは語呂が悪い。
野草の名前(山と渓谷社)に面白い唐松の名の由来を見つけたのでご紹介(以下抜粋)
「松は葉が枯れることなく、常に緑を保つ縁起のよい木とされていた。ところが、カラマツの葉は冬には落葉する。この松を初めて見た人は、落葉する事に驚いたと思う。こんな変わった松は、きっと"唐(から)"の国から渡来したものと思って"唐松"とつけたのだと思う。」
「松は葉が枯れることなく、常に緑を保つ縁起のよい木とされていた。ところが、カラマツの葉は冬には落葉する。この松を初めて見た人は、落葉する事に驚いたと思う。こんな変わった松は、きっと"唐(から)"の国から渡来したものと思って"唐松"とつけたのだと思う。」


















































