ヤドリギ科(ビャクダン科)の半寄生性常緑低木
文字どおり他の樹木に「宿る木」で、粘着質の果肉に包まれた種は、風や鳥などによって運ばれ、広葉樹の枝に着生し半寄生します。よって寄生木とも書きますね。また木から木へ飛び移って増えてゆく事からツタに例え「飛蔦(とびづた)」の別名もあります。
冬になっても枯れずに緑を保ったままでいるため不思議な力を持つと考えられ、古代ケルト人は夏至や冬至の宗教儀式で祭壇に安置したといいます。ヤドリギの下に立つ女性とは、誰でもキスができるというイギリスの風習はその名残。花言葉も「私にキスしてください」とは羨ましいかぎり。
ヨーロッパではクリスマスや正月にヤドリギを飾る風習が残るそうですが、面白いことに日本でも正月に宿り木を飾ったことがあったようです。万葉集で大伴家持は、新年に寄生(ほよ)(ヤドリギ)を挿頭(かざ)し、長寿を願う祝い歌を詠んでいます。やがて源氏物語では「宿木」の巻名が、枕草子では「宿木という名いとあわれなり」とあり、平安中期以降には宿木(やどりぎ)の呼び名が定着したようです。
いよいよ明日は大晦日。何年振りかに穏やかな天候で年を越せそうです。
皆様もよいお年をお迎えください。
皆様もよいお年をお迎えください。


