残念ながら、台風一過の秋晴れにはならず、小雨がぱらつき、風の強い寒い一日でした。白馬岳稜線では雪が舞ったそうです。このまま一気に気温が下がり、今週末から始まる「栂池自然園紅葉祭り」に紅葉が間に合うと良いのですが。
万葉集に詠まれた秋の七草のひとつ。小さな花の集合体。花(頭花)の一つに筒状花が五本ある。その小さな一本を抜き取り逆さにしてみると、藤色の袴を履いた人形のように見える。ヨツバヒヨドリなどのフジバカマ属は、渡蝶の「アサギマダラ」が良く訪れる花です。
ツリフネソウの黄花。名の由来で「舟を吊り下げたように見えるから」との説があるが、やはり花器の「釣舟」に見立てた方がしっくりくる。赤紫のツリフネソウは花の後ろの尻尾(距・きょ)が巻き込んで丸まるが、キツリフネは巻き込まず垂れるのが特徴。ここを噛んで吸うと蜜があって少し甘い。
「菜」の付く野草は概ね食べられる。昔は若菜を1~2日水にさらしてから食べたようだが、やがて食用ではなく根を薬草の升麻(しょうま)として利用される事の方が多くなった。
秋に本州を旅すると何処ででもよく見かける野菊。高い山ではなく野原や丘に咲くので「野」が付いた。紺色に染まった菊。余談だが「紺屋の白袴」「紺屋のあさって」の諺にあるように、昔は染物屋を紺屋(こうや・こんや)といった。
薬草のセンキュウに似て葉が大型。昔、生薬に芎藭(きゅうきゅう)と言うのが有った。とりわけ中国四川省のキュウキュウが質が良く、四川芎藭(シセンキュウキュウ)と呼ばれた。それが約され、川芎(センキュウ)となる。オオバセンキュウは葉の茎の節が折れ曲がって垂れるのが特徴。ミヤマセンキュウ、シラネセンキュウなどがあり、慣れないと見分けは難しいが、一番背が高くなり遅くまで咲いている。
里から標高2000m近くに至るまで、紅葉が始まる頃でも見かける事の有る花。食べると胡麻の味がすると言うが、食べたことがないので解らない。「葉が胡麻の葉に似るから」と言う説の方を推したい。
野に咲く花の種類も大分少なくなりました。高山の紅葉はもう直ぐです。







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