カキ科カキ属の落葉高木
甘柿は日本の特産で、日本を代表する果物の一つです。学名の種小名にkakiの和名が使われており、フランスなどヨーロッパ諸国や、最近は英語圏でも「kaki」で親しまれ食されています。
和名の由来には「赤い実のなる木からアカキ(赤木)、実の色からアカキ(赤)の上略」「実が堅いからカタキ(堅き)、赤く輝くのでカカヤクの略」「アカミ(赤子)の意味。枝をカキて実をとるため(欠)」などなど諸説あってハッキリしません。
日本の柿は氷河期に一度絶滅し、奈良時代に中国から入って来たらしいのですがこれも曖昧です。
日本の柿は氷河期に一度絶滅し、奈良時代に中国から入って来たらしいのですがこれも曖昧です。
柿には渋柿が多いのだそうで、昨年旅行した日吉神社には「猿柿(さるがき)」(樹齢500年)と呼ばれる、渋柿の原種の一つが残されていました。甘柿が知られる様に成るのは鎌倉時代以降の様です。現存する最も古い甘柿の一種に「禅寺丸」があり、川崎市の王禅寺に樹齢450年の原木が残されているそうす。
里古(コ)りて 柿の木もたぬ 家はなし (芭蕉)
昔は大概の農家に柿の木が有りました。砂糖が一般庶民の手に入らなかった時代に、甘味の取れる柿は価値の高い物だったに違いありません。改良が重ねられ1000種以上もなると言われています。一般家庭に砂糖が普及してくると、処理に手間の掛かる柿は、甘味源としての価値を徐々に失って行きます。やがて材質の堅さから家具材やゴルフクラブの芯材として需要が高まり、急速に庭先から消えていってしまいました。
カキの実はカロチンを含み、利尿効果があり、二日酔いに良いとされています。漢方の柿蒂(してい)は柿のヘタでシャックリや夜尿症に、柿霜餅(しそうへい)は干し柿の白い粉を集めた物で去痰、咳止めに効果がある。柿渋はシモヤケに湿布すると良く、柿葉茶は血圧降下作用があるとされています。
昔から「木守柿(きまもりがき)」と言って、柿の木に一つだけ実を残して置く風習がありました。神様へのお供えや命を残し繋ぐ意味があり、鳥たちへの配慮でもあったのでしょう。自然の恵みに感謝して頂く謙虚さは、忘れられて欲しくないものです。
(´・(ェ)・`)~~hutoi


