2008年7月アーカイブ

一日花の日光黄菅

| トラックバック(0)

 

日光黄菅(ニッコウキスゲ)

ユリ科ワスレグサ属の多年草

平家物語冒頭より・・・・・・・・・・・・・・・

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす


ニッコウキスゲとワタスゲ(浮島湿原)
沙羅双樹はこの時代の日本には無く、ナツツバキの事ではないかと言われています。朝に咲き夜には咲き終わる一日花で、他にも朝顔、芙蓉、ハイビスカス等々、結構有ります。待宵草、ユウガオなどは夜咲く一日花ですね。


ニッコウキスゲ
一日で咲き終える一日花も、人の一生も
宇宙で繰り返される連鎖の中では
「一瞬の輝きに過ぎない」と諭す事ができれば
草や木や花や他の命も、自分の命と同じように
「価値ある存在」なんだと大切にしてくれるだろうか?


八方尾根・鎌池湿原 2005/7/5撮影
私達のために日々食卓に並ぶ食材も
生命の連鎖のお陰だと感謝できれば
"いただきます・ご馳走さまでした"も
素直に声に出す事が出来るでしょう
 
PS:太井メはこの花を「一日花」だと思っていましたが、実際には朝咲いてそのまま夜を越し、翌日の夕方しぼむ「二日花」だそうです。この場を借りて訂正謝罪いたします。2009/07/27



(´・(ェ)・`)~~hutoi

屋上からの夕焼け

| トラックバック(0)
 
昨日の事

夕食時のレストランで女将が挨拶中に雲が動き出した
隠れていたアルプスが端から順に見え始めたらしい
顔を出した山を紹介する度に拍手喝采だったそうだ
山好きのお客様は皆、大らかで優しさに満ちている
   
接客の途中で太井メに「夕焼けが凄い」と教えてくれた女将は
仕事中で無かったらカメラ抱えて飛び出して行ったに違いない
白馬連山のシルエットと空の青が夕焼けを更に引き立てている
久しぶりに山を見たが、それにしても何ヶ月振りの夕焼けだろう
 

白馬連峰の夕焼け(屋上より)
昨日は午後2時頃から雷が鳴り出し
やがて本格的な雷雨となった
ゴンドラやロープウェイも
雷のために一時止まったようだ
休日で自然園への人出も多く
雨宿りする場所は溢れかえり
山に登った人達の多くは
びしょ濡れに成って帰ってきた
 

白馬三山(屋上より)
雷雨の止んだ夕方白馬連山がクッキリと浮かび上がった
良く有る事だが、こんな時に限ってカメラが無い(- -;)
取りに戻った時は既に遅く深い霧に被われてしまっていた
抜け目のない女将は・・・やっぱ写真を撮っていた
さりげなく掛けるプレッシャーの何と意味深長な事か(^^;)
 
 

早朝の雲海(屋上より)
昨日の雷雨の名残だろうか
今朝は雲海が広がっていた
 



(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
キンポウゲ科オウレン属の多年草

亜高山から高山帯の林縁に自生
草丈は5~10cm と小さく
花の大きさも1cm に満たない
 

ミツバオウレンの群生
オウレンは漢方薬や黄色染料で知る人も多いでしょう
中国名の黄連は「黄色く連なる根」を表すそうですが
日本で栽培されるオウレンの仲間とは違う種類です
古い和名ではカクマクサとかヤマクサと呼ばれており
漢字で表記する際にキクバオウレンに黄連が当てられ
やがて音読のオウレン(黄蓮)の名で広まったようです
 

ミツバオウレンの花
三つ葉で黄連の仲間だからミツバオウレン
オオシラビソ林の入口近辺で見かけますが
背が低く小さいので見過ごしやすい花です
オオシラビソ林より高山では見かけません
 

ミツバオウレン
林内で木漏れ日を浴びる花は
透きとおるように白く清楚です
控え目に沿う三葉は簡素ですが
スラリとした花姿に良く似合います



(´・(ェ)・`)~~hutoi

岩銀杏(いわいちょう)

| トラックバック(0)
 
ミツガシワ科(リンドウ科)イワイチョウ属の多年草

別名:ミズイチョウ
 

イワイチョウ
日本海側の湿潤で雪の多い地帯に数多く生育し
亜高山から高山の雪田では大概見る事が出来る
栂池自然園でも間もなく群生が見られる事でしょう
 

イワイチョウの花
岩場に生える事は稀なのにイワと言う名がつき
葉の形もイチョウの葉に似ているとは言い難い
別名のミズイチョウの方が自生の環境を表すが
それでもイワイチョウと聞けば迷わず思い出す
 

イワイチョウとチングルマ
リンドウ科で分類される事も有り
一属一種のちょっと変わり種です



(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木

サラサドウダンは葉を展開した後に咲くので
ドウダンツツジよりも1ヵ月ほど遅れて咲く

自然園最高地点の展望台直下の尾根に
まだサラサドウダンの花が残っていた
足下ばかり見ていると中々気付かない
 

サラサドウダン
目の覚めるような紅葉が見事な木だが
赤い更紗模様の花の群生もまた美しい
漢名ではドウダンツツジを満天星と表す
開花の様子を見ると実に相応しい命名だ
 

満天の紅い星
ベニサラサドウダンは花全体が赤く色鮮やかだ
尾根筋にサラサドウダンと連なって咲く様子は
辺りを紅色に染め、「満天紅星」と表したい
 

ベニサラサドウダン
里に植樹された物は花色がピンクで更紗模様が鮮明だ
花の終わり頃には更紗模様がにじみ赤色が濃くなるが
この尾根のサラサドウダンは特に赤味が強い様に思う
 

里のサラサドウダン
昨年より雪解けが遅れ、梅雨明けが早い
花達にとっては良い条件とは言い難いが
見る側にとては最高の条件に成って来た
8月上旬までは春と夏の花々が共演しそうだ



(´・(ェ)・`)~~hutoi

桜が咲いたよ~~Part2

| トラックバック(0)
 
栂池自然園の雪解けは遅れ気味でしたが
昨年の桜便りの最後が7月5日でしたので
風穴周りは2週間以上も花が遅れてい ます
 

タカネザクラ
この桜は最後から二番目に咲く桜です
もう少し奥にある桜はまだ咲きません
もしかしたら8月に入ってからでも
桜を 見る事が出来るかも知れません
 

キヌガサソウとエンレイソウ
風穴近辺ではキヌガサソウが今を盛りと咲き誇っています
ワタスゲ湿原の歩道分岐点手前にハクサンコザクラが・・
花の 種類が多く前に進むたびに目移りするほどです
 

ハクサンコザクラ
楠川トイレ先にシラネアオイがまだ咲いています
浮島湿原ではすでにニッコウキスゲも開花し始め
早春から初夏の花が一 斉に目を覚ましたようです
 

シラネアオイとエンレイソウ
山歩きでの給水不足は
ボディーブローの様に
ゆっくり効いてきます
小まめに給水する事を
こころがけましょう



(´・(ェ)・`)~~hutoi

梅雨明け宣言

| トラックバック(0)
 
長野地方気象台によると県内の梅雨明けは
平年に比べ1日、昨年より13日早いそうです

梅雨明けが宣言され暑い夏が始まりました
都会では30度を超える猛暑のようですね
そこで涼しげなレポートをお送りしましょう
 

まだ歩道脇には残雪が(^^;)
標高1,900mの栂池自然園内に
風穴(ふうけつ)と呼ばれる場所があります
白馬乗鞍岳の噴火で出来た小山ですが
大きな岩石が積み重なっていて
真夏でも隙間から涼しい風が吹き出しています
周辺の歩道脇にはまだ雪が残っており
岩穴の中にはツララが出来ておりました
 

風穴の中にはツララが(0_0;;)
雪解けがかなり遅れたようで
まだ水芭蕉が少し残っています
シラネアオイも楽しめます
展望湿原手前には大きな雪渓がまだ残り
春一番のサンカヨウも咲いていました
 

展望湿原から
暑い日々が続きそうなので
春と夏の花が一気に開花して
例年より多くの花が楽しめそうです

次回は桜が登場予定です
お楽しみに~~~(^^)v



(´・(ェ)・`)~~hutoi

五竜アルプス山野草園

| トラックバック(1)
 
日本百名山の一峰、五竜岳の麓に
「五竜アルプス山野草園」があります
従業員研修を兼ね行って参りました
 
起点となる「白馬五竜エスカルプラザ」までは、当ホテルからは車で30分とかからずに行かれます。もちろんお車の無い方でも送迎をいたしますのでご安心を。有る程度のグループになればエスカルプラザの方でも送迎してくれるそうですので、エスカルプラザフロントへ相談してみてください。
 

テレキャビン乗り場へ

五竜テレキャビン

標高1,515mのアルプス平
エスカルプラザの裏側に、全長2,013mの五竜テレキャビン(ゴンドラ)の乗り場があり、約8分で山野草園の入口「アルプス平」まで運んでくれます。8人乗りのテレキャビンは十分な広さがあり、車いすでも直接乗り込むことができます。ペット(犬に限り)も乗車可能だそうですが、山野草園や自然遊歩道には入れません。ゴンドラ山頂駅に預ける事ができます(@200円)が、ゴンドラ乗車前に事前の確認が必要ですのでご注意を。
 

ノウゴウイチゴとイブキジャコウソウ

ミヤマオダマキ

アルプス展望ペアリフト
ゴンドラを降りると標高1,515mのアルプス平です。目の前には珍しい山野草や高山植物が植栽されています。3万㎡の広大な山腹におよそ150種類30万株と言いますから見応えは十分です。まずは山野草園内を下ってリフト乗り場を目指しましょう。乗り場の係員は気持ちの良い挨拶と丁寧な乗車誘導でした。二人掛けリフトはスピードが遅いので、馴れていない人でも安心して乗車でき、周りの眺望や花々をゆったりと楽しむことができます(約10分間)
 

アルプス平自然遊歩道

地蔵ケルン

地蔵の頭
リフトを降りるとそのまま「アルプス平自然遊歩道」に入ります。少し先の急な上り坂を5分ほど登ると、標高1,676mの地蔵の頭(じぞうのかしら)に到着です。山頂の地蔵ケルンには風切地蔵尊が祀られていて、旅の安全を見守ってくれています。生憎の曇り空で眺望は利きませんでしたが、晴れていれば目前に迫る北アルプス白馬連峰を背景にして、東方に雨飾山から戸隠連山、志賀高原や菅平の山並み、浅間山から八ヶ岳連峰までの大パノラマが楽しめるはずです。
 

自然遊歩道分岐点

ウラジロヨウラクツツジ

地蔵の沼
地蔵ケルンから北へ登山道に沿って降りてゆくと、直ぐにアルプス平へ戻る分岐点があります。左へ地蔵の頭を巻くように遊歩道が伸びています。ウラジロヨウラクツツジが満開でした。地蔵の沼ではニッコウキスゲ咲き始め、その下ではワタスゲの小群落にも出会えました。山野草園への境界近くには、シモツケソウの大群落が花芽を膨らませていましたので、7月下旬頃にはこの辺りは真っ赤な草原になるに違いありません。
 

山野草園上部

コマクサ

ウルップソウ
地蔵の頭からアルプス平までは、およそ20分程で降りて来られます。既に咲き終わっていましたが、白馬岳周辺と八ヶ岳の高山や礼文島でしか見ることのできないウルップソウは、小ぶりながらも見る価値はあります。イブキジャコウソウの大群落でこれほど香り立つのも初めての経験でしたが、何よりもコマクサの多さには驚かされます。栽培イチゴの原種とも言われるノウゴウイチゴの赤い実の群生も見ごたえがありましたし、他にもなかなか見ることのできない高山植物が数多くあります。雨の日や霧で眺望が利かない日でも、山野草の好きな人には、山野草園内の散策だけでも十分に楽しめそうです。
 

レストラン「alps360」

「alps360」テラス

レストランはる
 
アルプス平駅に隣接してレストラン「alps360」があります。入口ギャラリーでは「ボタニカルアート展」が開かれており、山野草の写実描写の絵画は見事です。清潔感のあるレストランは名前の通り眺望の良さが抜群。全員ソフトクリームの中で、太井メだけが眺めの良いテラスで生ビール (* ̄O)◇ゞ ゴクゴク 役得とは言え一汗かいた後の甘露の極みでした。
 
ヽ(^◇^*)/
 
麓のエスカルプラザにも「緑の食卓・レストランはる」があり、毎日手打ちされる数量限定の信州そばはお勧めです。ここにもギャラリーが設けられており、山岳写真家・菊池哲男氏の写真展は山岳風景の素晴らしさを十分に堪能できます。7月18日~8月31日には長野県飯山市在住の高橋まゆみさんの「創作人形写真展」が開催予定です。「優しい笑顔と懐かしさに逢いに」をテーマに、信州の古き良き里山を背景にした爺ちゃん婆ちゃんの表情は必見でしょう。
 
五竜テレキャビンの割引往復乗車券(リフトフリー)
ご希望の方は当ホテルフロントにお申し出ください
 
ご案内して頂いた平林さんには
今回大変お世話になりました
この場を借りてお礼申し上げます
本当にありがとうございました



(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
モクレン科モクレン属の落葉低木

大山は奈良の大峰山の事で、ハスに似た花を咲かすので「大山蓮華」と言うのだそうです。先月レポートした朴の木(ほうのき)の仲間だと言う事は中心の花の形で理解できました。
 

オオヤマレンゲの花
深い雪の中で育ったせいでしょうか、意外に背が低くいのには驚きました。微かな木漏れ日を探し当てて、白い花を咲かせています。近寄って見ると確かに、多くの人に愛されている花だと言う事が解ります。新雪を思わせる柔らかい白色は、触ると溶けてしまいそうで可憐です。
 

オオヤマレンゲ
長々と話題を引っ張り申し訳ありませんでしたが、先日、友人と一献傾けていましたら、偶然にもこの花の話題になり、咲いている場所を教えてもらいました。ひょっとしたらここが自生地の北限かも知れないとの事。昨年、大山蓮華(おおやまれんげ)のことを初めて知り、ぜひ写真に撮りたいと思っていた花の一つでしたので、なんだか独り占めにしておきたいような、自慢したいような妙な気分です(^^;)V
 

オオヤマレンゲの蕾
ゴンドラに乗っている時間の実に長かったこと。一目散に教えてもらった場所に行きましたが、残念ながら花は終わり茶色になっていました。あきらめて遊歩道を廻っての帰り道、やはり縁が有ったのでしょうね。何気なく覗いた林の中にこの花を見つけました。近くにもポツリポツリと蕾がみえます。待ち望んだ瞬間です。爽やかで甘い香りがすると言う事でしたが、時期が遅かったせいか、先日の大雨のせいか、匂いは解りませんでした・・・残念(/;>_<) /
 
緑の中にポツンと咲く白花を見た時のあの感動は
ずっと以前にも確かに味わった懐かしい感覚でした



(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
ゴンドラとロープウェイの乗り換え地点、標高1,580mに位置する栂の森は、栂池高原スキー場の最上部のゲレンデになります。今年からこのスキー場内に遊歩道が設けられました。ロープウェイ乗り場の階段上り口手前右手に、遊歩道案内の看板があります。そこから草を刈りはらった歩道がゲレンデの中に伸びています。
 

遊歩道登り口

スギゴケの仲間?

ヒカゲノカズラの胞子のう
一見何もないように見えますが、中を歩くとなかなか面白いです。コケやシダの仲間が一面に生えていたり、終わっていましたがマイズルソウの群生もありました。黄色や白の花色で群生しているのが、先日ご紹介した「ニガナ」の高山型変種「クモマニガナ」です。登り始めは少しきついですが、歩幅を狭くゆっくり足を運ぶと良いでしょう。
 

ゲレンデ中間地点

ヒオウギアヤメ

モウセンゴケの花
急な上り坂を登り切るとベンチが設けてありました。座って辺りを見回すとなかなかの景色で、ゴンドラやロープウェイが小さく見え箱庭を眺めているようです。今回は雲に覆われ見えませんでしたが、正面から見るのと一味違った白馬連山が一望できるはずです。ヒオウギアヤメが見ごろでした。自然園では遠くからしか見られないモウセンゴケの花も間近で観察できました。
 

ゲレンデ最上部

ヤグルマソウ

気の早いナナカマド
ゲレンデ最上部まで小一時間もあれば、ゆっくりと写真を撮りながら登って来られます。どんな所でも上から眺める景色は絶景ですね。ノギランやヤナギラン、ヤグルマソウにオオバギボウシ。コケモモはこれから、イワナシは終わって実を付けています。気の早いナナカマドが赤くなっていましたが、里に咲く花と亜高山の花が混生していて、花の種類も意外に多いです。
 
時間と体力が許すなら
ちょっと寄り道して見るのも良いですよ
 



(´・(ェ)・`)~~hutoi

水芭蕉がデッカイ!!

| トラックバック(0)
 
ゴンドラとロープウェイの乗り換え地点、標高1,580mに位置する栂の森は、栂池高原スキー場の最上部のゲレンデになります。今年からこのスキー場内に遊歩道が設けられました。
 
ここしばらくアルプスが顔を出さんなぁと思っていたら、今朝は奇麗に見えたそうですが、太井メは夜勤明け。「間が悪い」とはこう言う時に使う言葉?? 悔しいので名残を求めて、新設された栂の森の遊歩道を検分に行って参りました。すでにアルプスは半分雲に被われてしまっています。
 

ゴンドラからの北アルプス
ゴンドラを降りてロープウェイに向かう中間あたりから、左に林内へ入ると従来の遊歩道です。水芭蕉の咲く小さな湿原があるのですが、栄養が良いのでしょうか、ここのミズバショウはかなり大きくなります。1mは優に超える水芭蕉が密生して、木道を覆い尽くしていました(0_0;;)
 

ミズバショウ(^^;)
通い慣れた道も緑に覆われ、既に夏の様相です。マイズルソウやミツバオウレンなどは咲き終わり、クモマニガナやテングクワガタが咲いています。道沿いに咲いているカラフトダイコンソウが大分増えたような気がします。
名前は大根ですがバラ科ですゾ( ̄~ ̄;)むぅ
 

カラフトダイコンソウ
新設された遊歩道は、ロープウェイ乗り場の階段手前から右へ。ゲレンデの中を草を刈りはらった歩道らしきものが出来ていました。ロープウェイに乗らずにゲレンデの中に入って行くので、みんな不思議な顔をして見ています。釣られて付いてきてしまった二人組さん「ごめんなさい」でした。
 

ロープウェイには乗らずに
中上級者用のスキー場ですので結構キツイ登りもあります。階段も有りませんし草を刈りはらった道ですので滑ります。底のシッカリした角の立つ靴がお勧めです。今回栂の森を目的にしたのは、ここが北限?・・かもしれない「オオヤマレンゲ」に会うためでしたが、ご報告は明日以降といたします。
 
なんせ「きまぐれ」ですのでお楽しみに(^^♪



(´・(ェ)・`)~~hutoi

シソの仲間たち

| トラックバック(0)
 
シソの仲間の多くは葉が対生し
茎は4稜で触ると四角く感じます
   
車花(クルマバナ)
シソ科トウバナ属の多年草

クルマバナ
「クルクル回る輪」が「クルマ」に転じたようです。花が車状に咲くから「クルマバナ」何ともそのまんまの命名です。他にもチングルマやオグルマ、サワオグルマなどがありますね。一方、葉が車輪状に着く物にクルマユリやクルマバソウ、クルマバツクバネソウなどがあります。花も葉も車輪状に着くのに「キヌガサソウ」なんてのもありました。
 
踊子草(オドリコソウ)
シソ科オドリコソウ属の多年草

オドリコソウ
早春に咲く花ですがまだ残っていました。ジッと見ていると、本当にヤグラの上で花笠を被って踊る「踊り子」のように見えて来るから不思議です。
 
空穂草・靫草(ウツボグサ)
シソ科ウツボグサ属の多年草

ウツボグサ
海にいる「鱓(ウツボ)」ではありません。昔の矢を収納して携帯する道具「空穂・靫(ウツボ)」に茶色になった花穂が似ているのだそうです。夏になると急に花が枯れたように見えるので生薬名が「夏枯草(カゴソウ)」 この花穂を煎じてウガイをすると口内炎、扁桃腺に効くとあります。
 

タテヤマウツボグサ
高山に咲く「タテヤマウツボグサ」は花も大きく色も濃
いので良く目立ちますが薬用には利用しないようです



(´・(ェ)・`)~~hutoi

酸漿、鬼灯(ほおずき)

| トラックバック(0)
 
キンポウゲ科センニンソウ属の多年草
 
ホオズキは古い時代に中国から渡来したようで、古事記にもスサノウノミコトに退治されたヤマタノオロチという大蛇の眼を、赤加賀智(あかかがち)のようだと形容しています。これはホオズキの事を指しているのだそうです。
 

ホオズキの花と実
同じ科目の野菜のナスも、花が終わった後に蕚(がく)が少し成長しヘタに成りますが、ホオズキはこの蕚が花後も成長し続け実を包んで赤くなります。これは植物の中では大変珍しい事象です。
やがて蕚が枯れて中の赤い実が透けて見えるようになると、まるで明かりがともった中国の提灯のように見えます。英名の「チャイニーズ・ランタン」はこの様子から付けられたのでしょう。
古名に燈籠花(とうろうばな)があり、現在も鬼灯、鬼燈と書くのも、実を火や灯りに見立てたのでしょうね。
酸漿と書くのは漢方薬とされていた漢名からです。
 

ホオズキの花
赤い実を揉み解し果肉を上手に抜くと、丸い袋状の果皮だけになります。これをふくらませる遊びは、古くからあった女児達の遊びだったようです。
枕草子にも大きい物が良い例としてこのホオズキが出て来ますが、たしかにふくらますには大きい方が楽しめます。
古名に保々都岐(ほほつき)があり、ホオズキをふくらませる時に頬を突きだす「頬突き」から名前が転訛したと言う説があります。
ふくらませたホオズキの穴を下唇で塞いで、上の歯で軽く噛むと音が出せます。これを繰り返しギューギューと音を鳴らすには少し慣れが必要ですが、今はもうこんな遊びはしなくなりました。
千年の伝統も危うい物になってしまいましたね。
 
東京・浅草寺の「ほおずき市」が有名ですが
毎年、7月9・10日に開催されるそうです



(´・(ェ)・`)~~hutoi

道草を本当に「食う」

| トラックバック(0)
 
今咲いている花で道端でよく見る食べられる花のご紹介
昔の「道草を食う」は本当に道端の草を食べたんですよ^^
夕暮れの遅い今頃が存分に道草を食える楽しい時期です
 

赤詰草(アカツメクサ)
マメ科シャジクソウ属の多年草
明治の初め頃、輸入商品が壊れない様、詰め物として渡来した赤花の詰め草。里よりも高地の方が赤色が濃いように感じます。
この花は道草を食うと言うより「道草を吸う」ですかね? 群生の中に座り込み、マルハナバチと争って、小さな花一本では味が薄いので、まとめて抜いて吸ったものです。
ツツジ、レンゲ、イカリソウなど蜜をなめて楽しんだ花はたくさん有りましたが、一番甘く量も多かったのがサルビアかな。花壇の花なので見つかると、道草ならぬ拳骨を食らったもんですが(^^;)
アカツメクサの花の天ぷらは赤がいっそうに引き立ち、食卓に華やかな色を添えてくれます。
 

蛍袋(ホタルブクロ)
キキョウ科ホタルブクロ属の多年草
チョウチンバナ、アメフリバナ、トウロウバナ、ツリガネソウ。たくさんの名前を持つだけ人々に親しまれた花なのでしょう。
昔は子供たちが蛍を入れて楽しんだから「ホタルブクロ」の説に異議を唱える方々がいるようです。
「手元に明かりを持たない昔の子供たちが、蛍の出る暗い夜道にこの花を見つけられただろうか?だから咲き方を提灯に見立てた「火垂る(ほたる)」からの命名を支持する」と言うのです。確かに「火垂る」の方が信憑性が高いですが、子供たちが遊んだ「蛍袋」も夢があって捨てがたいですね。
この辺では「アメフリバナ」の転訛方言で「アメップリ」と呼んでいます。梅雨時に咲くからでしょうね。
この花も口の中でパチンとはじけさせては食べていましたが、味は忘れました(^^ ♪
 

苦菜(ニガナ)
キク科ニガナ属の多年草
ミズナ、ソバナ、アマナ、ゴマナ、サラシナ、ママコナ・・・。名前に「菜(な)」のつく植物の殆んどは、味はさて置き食べる事が出来ます。昔の人はこの方法で食べられる山菜を子孫に伝えたんでしょうね。
ニガナもソバナも軸を折ると白い苦い乳液を出します。これを最初に食べた人には敬服します。太井メも以前お浸しで食べた事がありますが「???」・・・もっと美味しい山菜がたくさんありますからねぇ(^^)
高山に行くと少し小ぶりの「雲間苦菜(クモマニガナ)」がありますが、花びらの数がもっと多いです。ニガナの高山型変種とされています。
 
待ち遠しかった新緑の季節も瞬く間に終わり
気が付けば、すでに半年が過ぎたんですね
そろそろ夏の花たちを見かける様になりました



(´・(ェ)・`)~~hutoi

紫陽花????

| トラックバック(0)
 
初めてこの花達に出会った人は不思議に思うでしょう
どうして紫陽花が木の上に咲いているんだろう??
 
似ている筈ですアジサイの仲間なんですから(^^)
 

蔓紫陽花(つるあじさい)
ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属
周囲に4枚の花びら(ガク)をつけた装飾花と、中央に小さな両性花(本当の花)が集まった咲き方「額ぶち咲き」は、近くで見てもアジサイによく似ています。違う点はつる性で木に絡みついて、白い花を咲かすことぐらいでしょうか。だから名前が「ツルアジサイ」
 

岩絡み(いわがらみ)ユキノシタ科
(アジサイ科)イワガラミ属
「額ぶち咲き」の咲き方はツルアジサイと同じですが、こちらの装飾花は一枚でスペード型。岩に付いて枝垂れることも有りますが、多くは山地の樹木に絡みついています。まるで木自身が花を咲かせているように見えます。キガラミと呼ぶよりイワガラミの方がゴロが良かったんでしょうかね。
 
両者共に空中で伸びる根(気根:きこん)を出し
岩や樹皮にしっかりとへばりつきます
気根は空気中の水分をも吸収してくれる
優れ物なのです (^_^)/~
 
 



(´・(ェ)・`)~~hutoi

白根葵(シラネアオイ)

| トラックバック(0)
 
シラネアオイ科シラネアオイ属の多年草
 
日本だけに自生する1属1種の世界に自慢できる花です
中部や東北の標高の高い地域や北海道に分布しています
 

白根葵(シラネアオイ)
シラネは日光の白根山の事でここで最初に発見されました。最初の発見地を冠にした命名は結構ありますね。アオイは花や葉がアオイ科の立葵(タチアオイ)に少し似るからのようです。芙蓉の花にも似るので春芙蓉(ハルフヨウ)や山芙蓉(ヤマフヨウ)の別名もありました。
 

立葵(タチアオイ)
タチアオイと言えば、子供の頃この花びらを一枚取って、花びらの根元を二つに割り鼻の頭にくっつけ、鶏のトサカに見立てて遊んだものです。名前も勝手に付けて「ケケロッコばな」(^-^) 見栄えがするので近所の庭には大概咲いていました。
 

シラネアオイ
栂池自然園ではやっとシラネアオイが咲き始めました。今年は雪解けが遅いので7月下旬頃まで楽しめるかも知れません。赤紫の花は大きく5~10センチ程になります。子供の頃は家の周りに普通に咲いていましたが、奇麗で遠くからでも良く目立つので、例によって盗掘のため里では殆んど見かけなくなりました。自然園では笹を刈りはらって作った、新しい歩道脇にも群生し始めましたので、日当たりを良くしてやれば結構増えるように思います。



(´・(ェ)・`)~~hutoi

山桑(やまくわ)

| トラックバック(0)
 
クワ科クワ属の落葉小高木
クワは「カイコが食う葉」あるいは「蚕葉(こは)」から転訛したと言われていますが、もう直ぐ実が熟しますね。学校帰りにおやつ代わりによく食べましたが、歯や唇や手が紫色になるので直ぐにバレました。(^^ ♪ ポケット一杯に詰め込んで洋服を汚し、母に叱られた事を懐かしく思い出します。
 

山桑(やまくわ)
「たらちねの 母が園なる 桑すらに
    願へば衣(きぬ)に 着すとふものを」
 
詠み人知らずの万葉集の歌です。「母の畑の桑でさえも、願えば絹の衣になって着せてくれるというのに」と詠んでいますが、その心は「どうしてあなたを妻に出来ないのでしょう」と嘆く男歌です。青春はアッと言う間に過ぎてしまいますが、こんな切ない日々は長く感じられる事でしょうね。いつの世も女心を捉えるには、根気と時間が必要です (^_-)-☆
 

クワの実
「たらちねの」は母にかかる枕詞ですが、今まで石川啄木の有名な短歌を「たらちねの 母を背負いて そのあまり 軽きに泣きて 三歩歩まず」と記憶していました (>_<)
正解は「たわむれに 母を背負いて・・・」でしたが、枕詞とゴッチャになっていたらしい。そう言えば「たわむれに 母を背負いて 一本背負い」ってのが有ったなぁ。こっちから記憶をたどれば良かった ヾ(・・;)オイオイ
 
長屋の八つあんが言葉の馬鹿丁寧な嫁を貰う話
「たらちね」
古典落語を関西弁で語る桂枝雀の話術は最高でした



(´・(ェ)・`)~~hutoi

2012年2月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      

このアーカイブについて

このページには、2008年7月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年6月です。

次のアーカイブは2008年8月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ