坪菫・壷菫(つぼすみれ)の仲間

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スミレ科スミレ属の多年草
 
日本の主なスミレの仲間は50種ほどあるそうですが、変異や色変りが非常に多く、学名として認められている物を数えると、250種を超えるのだそうです。種としてのスミレは一種類で、根元がくびれた丸長い葉と紫の花でよくご存じと思います。ツボスミレの仲間も日本各地に分布し、茎を伸ばして立ち上がる姿が目立つ良く知られた花です。
 
スミレの仲間は茎の有無から大きく二分すると見分け易いです
一つはタンポポのように地面から直接花や葉が出て来るタイプ
もう一つは花を咲かせてしばらくすると茎が伸びてくるタイプ
スミレやノジスミレは前者、ツボスミレなどは後者になります
花を咲かせると大きく茎を立ち上げるのが「タチツボスミレ」
 

ニョイスミレ 別名:ツボスミレ
坪は建物や塀に囲まれた庭や宮中までの道端を指したようです
どんな所にでも生え庭でも良く育つところから「ツボスミレ」
現在では「ニョイスミレ」と呼ぶことの方が多いようですが
ニョイはお坊さんが説法をする時に持つ「如意」を指します
花柄を長く伸ばし花を付ける姿がこれに似るので「如意すみれ」
茎を立ち上げる仲間の中では一番小さく、白い花を咲かせます
 

ミヤマツボスミレ
名の由来もさまざまで平安の頃からスミレと呼ばれていたようです
万葉集に「春の野に須美禮(すみれ)摘みにと・・・」と歌われており
解説書の多くは美しい女性の事を暗示しているようだとしています
山菜としてもよく利用され「摘みれ」からの転訛との説もありますので
美人が摘んでいる姿などと絡めて愚説が出来ると面白いのですが
 

タチツボスミレ
スミレの後側の尻尾のように尖った部分を距(きょ)と言います
ここが材木に線を引く墨入れ(墨壷)の端の部分に似ることから
「墨入れ」から「スミレ」に転訛したと言う説が発表されました
しかし万葉の頃に墨入れが果して有っだろうかと疑問視され
一時この説に否定的な声が上がり、諸説が入り乱れました
後に正倉院の御物から奈良時代の墨入れ壷が発見され
一部距に似ている部分もあり今はこの墨入れ説が主流です
 

タチツボスミレの白花
パンジーの仲間は一年草ですが、スミレの仲間の多くは多年草です。しかし花後に種を付けなかったり、花が終わった後に種の入った袋が出来てきたり、種にアリの好む物質が付いていて、アリに種を運ばせたりと不思議なことが多く、興味の尽きない植物です。
 
今回初めて知ったのですがスミレ科の半分は樹木で
スミレ属の草花だけでも400種以上もある (0_0;;)
日本自生の50種でさえ覚える自信はありませんから
何時もの如く「・・・の仲間」で良しとしましょう (^^ ♪


(´・(ェ)・`)~~hutoi

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このページは、hutoimeが2008年5月20日 12:47に書いたブログ記事です。

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