グリーンシーズンに毎朝行われる「塩の道早朝散策」のコースは、冬になるとクロスカントリーのコースになり、入口の「前山百体観音」横にはスモールヒル(小学生用)とミディアムヒル(40m級)のジャンプ台が作られる。毎年3月の第一土・日曜日に開かれる栂池ノルディック大会は40年以上の歴史が有り、長野県下の小学生から一般人まで500人を超える選手達が集まる。前山スキー場はリフトのないスキー場です。
週末になると小谷のジュニアや白馬高校のスキー部の子達が集まり、練習している風景が見られます。
太井メも昔、栂池のスキー学校に居た頃(今では見る影も有りませんが、こう見えても資格持ちです)、このジャンプ台整備によく借り出されたものです。今のような圧雪車はなく全てが手作業足作業でした。
全員で横一列に二重・三重に並び、スキーで横歩きしながら雪を踏み固めるのです。大雪の後などはスキーを履いても膝近くまで埋まり、大変な作業でした。
一通り圧雪作業が終わったら、こんどはスキーを脱いで横一列に並び「ワッセ、ワッセ」の掛け声と共に、ジャンプ台の下をツボ足で踏み固めるのです。慣れていないと転んで下まで滑落する奴がいるので、必ず腕組みで繋がって作業をしました。と言うのは表向きで、転ぶような奴には腕組みを外して試練を与えるのです。
次にデコボコに踏み固まったランディングバーン(ジャンプの着地場所)を平にしなければなりません。ここからがスキー技術の見せ所。スキーを横に向けて真下に横滑りするのですが、ある程度スピードを付けて斜面を削らなければ平らになりません。「デラパージュ」と言いますが(当時のスキー用語は殆どがドイツ語でした)、デコボコの40度近い斜度を長い距離、横滑りで、高速滑走するには、それなりの経験と技術が必要でした。
朝から午前中目一杯かかりましたが、最後に許されるご褒美の「ゲレンデシュプルング(膝を抱えてジャンプすること)」が楽しみで苦にも思いませんでした。今考えるとゾッとしますが、若かったんですねぇ。
ランディングバーンは昔より緩やかになり、圧雪作業は雪上車がやってくれるので、大分楽にはなったようですが、それでもデラパージュ作業はするんだろうなぁ。今主流のカービングスキーではかなりやり難いと思うが、昔のサイドカーブの少ないスキーを持ち出すのだろうか?
(´・(ェ)・`)~~hutoi
