この辺では標高1,500mから2,200m付近に生える
カバノキ科カバノキ属の広葉落葉樹です。
栂池自然園付近では栂の木(オオシラビソ)と混生した見事な大木の群生が見られます。木肌は白樺より少し赤茶 色がかり、白樺と同じく表皮は剥がれ易く良く燃えるので、昔は焚付けとして重宝しました。最近は山では焚き火ができなくなりま したが、昔は山での昼飯には良く焚き火をしたものです。近くで採った山菜を入れた味噌汁は絶品でした。ただし燃える時に黒い煙 が出るので、大量に燃やすと鍋が真っ黒になりますのでご注意。
ダケカンバの若木はとても柔軟性があって、雪に押し潰されてもまず折れることはありません。したがって雪崩の 発生し易い場所でも育つことが出来ます。横になってしまった木でも雪が消えると、何時の間にか真っ直ぐに立ち直っています。逆 に言うと雪崩の頻発する場所ではオオシラビソやブナなどは大きく育てないので、冬山ではオオシラビソの大木近くにテントを張る と安全と言われています。
栂池自然園で遊歩道を新設するため、根曲り竹を刈り払った後に真っ先に芽を出した木がダケカンバでした。繁殖 力は旺盛な方でしょう。若木は赤みが強く大きくなるにつれ白さが増していきます。シラカバに比べ樹齢は長いと言われ、300年 を超える大木もあります。山屋さん達はダケカンバの中でも特に大きな白い幹をした物を「ウダイカンバ」と呼んで敬愛しています 。
紅葉が終わり木々が葉を落とした後、赤味を帯びた冬芽を付けるダケカンバの林は、根曲がり竹(チシマザサ)の 葉の緑をバックに、白っぽい幹が際立ち見事な造形美を見せてくれます。カメラを始める以前、ダケカンバの大木が並ぶ斜面が薄霧 に包まれた場面に出くわした事が有ります。雲の切れ間から薄日が差し込みまさに「山水画」の世界でした。以来あの風景をぜひカ メラに収めたいと思うのですが、なかなかチャンスに恵まれずにいます。
(´・(ェ)・`)~~hutoi


