御山火口(オヤマボクチ)

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キク科ヤマボクチ属の多年草
 
【名前の由来】
 
昔の煙草を吸う道具に煙管(きせる)というのがある。この先端にある金属部分を火口(ほくち)と呼び、花の形がこれに似るので、オヤマボクチになった。と言う説はなかなか説得力がありますが、もう一つ有力な説。
オヤマボクチの葉を乾燥させ砧(きぬた)などで叩くと、綿毛だけが残る。この綿毛が燃えやすく、マッチのない昔は火打石から火を取るための材料になった。火を取る準備材料のことを「火口(ぼくち)」と呼ぶ。また茅葺き屋根の材料となるススキの丘を、大切な山「御山(おやま)」と呼び、そこに多く生える火つけ材の意味でこの名が付いた。方言で炎取草(えんどりそう)とも呼ぶ所もある。

オヤマボクチ
 
同じく「ヒヨドリバナ」の花柄の乾燥させたものもまた燃えやすい。そこで火を取る意味で「火取花(ひどりばな)」がなまったと言う説がある。ヒヨドリが鳴く頃に咲くからと言う説よりも納得がいく。

ヨツバヒヨドリ
 
オヤマボクチに似た花で「オニアザミ」がある。花だけ見ると一見同じに見えるが、葉の違いが際立っていて、オニアザミの葉はトゲが鋭く、いかにも鬼の角や牙を連想させる。オニシオガマ、オニシモツケなど、接頭語に「オニ」が付くものには、トゲが有ったり大型だったりするものが多い。

オニアザミ
 
オヤマボクチは葉の裏に綿毛があり白いので、この辺の方言で「ウラジロ」と呼ぶ。この白い綿毛の付いた若葉を細かく刻み、すり鉢であたり、餅つきのときに一緒につくと、美味しそうな緑色の歯ごたえの良い餅になる。そばを打つなぎとして使っていた頃もあるが、今はあまり聞かなくなった。

オヤマボクチ
 
煙管と言えば爺様が使っていた。確か「キキョウ」と言う名の刻みタバコだったと思うが、一服吸った火のついたタバコをポンと手の平で受け、転がしながら、もう片方の手で器用に煙草をつめる。そうして手の平のタバコを火種にしてもう一服つけ、美味そうに青白い煙を長く吐き出すのである。吸い方が実に粋で憧れたものです。
ところが一方、恐怖の躾け道具でもありました。箸の持ち方が悪いと手をパシン。膝を崩すと腿をピシャリ。言うことを利かないと頭をコツン。ちり紙で細いこよりを作り、煙管の胴の部分の掃除をよくやらされた。
ある時あまりにも煙管が憎たらしいので折ってやったことがある。しばらく経ったある日、火鉢の横に胴まで金属製のひと回り長い奴が置いてあった。あれは痛かったなぁ


(´・(ェ)・`)~~hutoi

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このページは、hutoimeが2007年9月 6日 21:23に書いたブログ記事です。

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