猿梨(さるなし)

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マタタビ科マタタビ属の落葉つる性植物
 
梨に似た味で猿も好んで食べるのでこの名が付いたようです。小谷の方言では「コクボ」と言います。果実は秋の終わり頃に熟し始めますが、霜が降りると糖度が高く更に美味しいので我慢していると、クマや鳥たちに先を越されて悔しい思いをしたものです。
食べると風邪を引かないと言われ、熟しかけを食べ過ぎ、口の周りが荒れひどい目にあった記憶があります。ビタミンCが豊富で解熱作用もあるようなので、まんざら嘘でもなさそうです。
蔓(つる)は強く柔軟性があり、クズやヤマブドウの蔓と同様、縄の代わりになりました。徳島の「祖谷のかずら橋」もサルナシの蔓などを使っているそうです。
 

サルナシの実
 
熟したものはジャムにすると美味しいですが、果実酒には熟す手前のものを採取します。二年以上保存する場合は、果肉が溶け出し液が濁るので取り除いた方が良いでしょう。常温で作るよりも冷蔵庫の中に保存しておくと、香りも良くビタミンCも多く残るようです。
村おこしの一環で、十五年ほど前から塩尻のワイナリーにサルナシを持ち込んで「小谷さるなしワイン」として販売されていますが、自生物には限りがあり、山村農家での栽培もまだ少なく、製造本数が300本前後と希少です。
 
輪切りにするとキウイそっくり。それもそのはず、同属の中国原産「シナサルナシ(オニマタタビ)」が20世紀初頭ニュージーランドに持ち込まれ、品種改良されたものがキウイなのだそうです。
以前、女将とアルバイトのニュージーランド人との間で、起源論争になったと聞いていますが、結果を聞き漏らしました。そのうち女将のブログで教えてくれるでしょう。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

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このページは、hutoimeが2007年9月10日 19:47に書いたブログ記事です。

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