北アルプスの夕景(ホテル屋上より)

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夕日に浮かび上がる稜線は、昔、苦労して走破した縦走路を思い起こさせる。
 
北アルプス登山の魅力の一つは縦走にある。遠くは富士山・南アルプス・八ヶ岳の峰々、穂高・槍からの立山連峰の連山、佐渡島まで見渡せる壮大な眺望はもちろんだが、特に黒部渓谷を挟んで間近に見える剣・立山の迫力ある山並みが、絶えず変貌する姿は、縦走ならではの絶景だ。ただしこの縦走路には二ヵ所の難所がある。白馬三山から唐松岳の間にある「不帰嶮(かえらずのけん)」と五竜岳から鹿島槍ヶ岳への間にある「八峰キレット」は、不慣れな登山者を阻む難所である。それゆえ走破した時の達成感と感慨にはひとしおのものがある。

白馬三山
 
白馬三山(白馬・杓子・白馬鑓)から長い平らな天狗尾根を抜け、標高差300mの天狗の大下りを下ると、「不帰峰(かえらずのみね)」と呼ばれる難所が唐松岳まで続く。天狗の大下りから、不帰一峰までのV字に切れ込んだ辺りを「不帰キレット」ととも呼ぶ。その向こうへ屋根の形をした不帰二峰、三つの小さな峰を持つ不帰三峰、八方尾根と呼ぶ尾根筋を持つ唐松岳へと続く。とにかく鎖場やはしごの上り下りが多い。特に不帰一峰と不帰二峰北峰との間が「不帰嶮(かえらずのけん)」と呼ばれる最大の難所である。
天狗の大下り・不帰峰から唐松岳
 
残念ながらホテルの屋上からは、五竜岳から鹿島槍ヶ岳の間にある「八峰キレット」は、五竜遠見尾根に阻まれて見ることはできない。写真の鹿島右横に溜まっている、雲の真下の光っている辺り。猟師の八(はち)が始めて渡った峰だから八峰と呼ぶのだとか。ここにあるキレット小屋は幅5m・長さ30mほどの鞍部に建てられている。
キレット:稜線の深く切れ込んだ場所を、信州の方言で「キレ」と呼ぶ。「ト」は(ところ)で、切処や切所と書く。

五竜岳から鹿島槍ヶ岳
 
雲が赤くなるのは西の空が晴れている証拠。明日も暑い日になりそうだ。これだけ気温の高い日が続くと、栂池自然園の紅葉が10月の連休に間に合うかどうか心配になる。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

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このページは、hutoimeが2007年9月22日 21:15に書いたブログ記事です。

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