御前橘(ゴゼンタチバナ)

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ミズキ科ゴゼンタチバナ属の多年草
 
富士山、立山とともに、日本三霊山の一つに数えられる白山は、山岳信仰のため古くから開かれていた。それゆえ植物研究も早くから始まり「ハクサン」と名のつく高山・亜高山帯植物が多い。ハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、ハクサンシャクナゲ、ハクサンチドリetc。栂池自然園の中で数えられるだけでも10種を越す。「ゴゼンタチバナ」も白山で発見され、主峰三山:剣ヶ峰(けんがみね)御前峰(ごぜんがみね)大汝峰(おおなんじみね)の最高峰、御前峰にちなんで名付けられている。

ゴゼンタチバナの群生
 
タチバナは柑橘類の橘(きつ)ではなく唐橘(カラタチバナ)。赤い実が似ている所から付いたようです。
唐橘は古くは藪柑子(ヤブコウジ)とともに山橘(ヤマタチバナ)と呼ばれ、万葉集や源氏物語などにも出てきます。カラタチバナが百両、ヤブコウジは「十両」とも呼ばれるのは、赤い実をつけるマンリョウ(万両)、センリョウ(千両)に比べ実の数が少ないからでしょう。

ゴゼンタチバナ(花)
 
ミズキ科のほとんどが木の仲間で、草の仲間はこれとエゾゴゼンタチバナしかなく、ゴゼンタチバナ属に分けられている。葉は雪が降っても緑で枯れないので調べてみると、越冬してから落葉ししばらく休眠するようだ。前年群生していた場所に行っても、少ししか咲いていなかった経験があるが納得。
もう一つの疑問が、葉を4枚と6枚付ける物に別れ、花を付けるのは6枚葉がほとんどだと言う事。正確には白い花弁に見えるところは、イチリンソウ、ドクダミ、ヤマボウシの仲間と同じ白色の葉片(総苞:そうほう)だから10枚葉か?

ゴゼンタチバナ(実)
 
とにかく不思議な植物である。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

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このページは、hutoimeが2007年8月 6日 18:14に書いたブログ記事です。

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