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日本には30種以上の種類があり、変異も多く、各地に固有種があります。自然園にはミヤマトリカブトやヤチトリカブトなどが咲きますが、花柄の毛や花弁の蜜弁の形の違いなどで、花や葉の違いではまず見分けがつきません。分類学者も頭を悩ませるほどだから「トリカブトの仲間」が無難な最たる種です。 |

トヤチトリカブト |
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毒草であることは多くの人が知っていると思いますが、太井メも例の殺人事件で毒物が「アルカロイド」であることを知りました。春先にニリンソウの若葉と間違えて食べ、中毒を起こしたニュースを時々耳にします。全身毒草のトリカブトは花粉や蜜にまで毒成分が含まれていて、養蜂家もトリカブト自生地や開花期は避けるそうです。しかしなぜか「マルハナバチ」だけは中毒になりません。花の形もマルハナバチに合わせた格好で、共生関係にあるようです。 |

水芭蕉湿原のトリカブ |
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花に見えるガク片は5枚で構成されていて、最上部は僧帽形、その下に丸い形で2枚左右に並び、一番下に長舌形が2枚突き出しています。くぎ抜きの付いた「トンカチ」のような花弁が僧帽形のガク片の中に隠されています。塊根は昔から強心剤や鎮痛剤の原料になっていたようで、1年ごとに母根から子根へと入れ替わります。この母根をカラスの頭部に似るので烏頭(うず)と言い、その脇にできる若い子根を「付いた子」附子(ぶす・ぶし)と言います。 |

ミヤマトリカブ |
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【名の由来】 雅楽(宮廷音楽)の奏者は鳳凰の頭を模った「鳥兜(とりかぶと)」と言う冠を被っています。花の形がこれに似ているので「トリカブト」と命名。同じ仲間に「レイジンソウ」がありますが、伶人(れいじん)は雅楽の奏者のことで、細身の花形を、兜を被った伶人に見立てたものです。 余談ですが、麓にトリカブトがたくさん自生している山「附子山(ぶしさん)」が、いつしか「富士山」になったとの説があります。 |

オオレイジンソウ |
【おまけ】
トリカブトの毒は神経系の機能を麻痺させ、無表情になるのだそうで、無表情のことを附子と言うようになり、いつしか醜い顔の人を「ブス」と呼ぶようになったとのこと。皆さんには関係ない話でした。
(´・(ェ)・`)~~hutoi
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