2007年7月アーカイブ

 
ホテル直ぐ横の乗り場からゴンドラに乗ると、20分ほどで標高1,580mの「栂の森」に着く。ここは冬季スキー場の最上部。栂池自然園まで行くロープーウェイへの、乗り換え地点です。栂の木の森のあるところ。
また自然園の浮島湿原から、時計回りに最奥の展望湿原を目指すと、栂の木の林の中を歩く。この林の左奥に「栂池」と呼ばれる池がある。栂の林に囲まれた池なので何時しか、こう呼ばれるようになった。
 

栂の森からロープウェイ

新芽

赤い包皮を脱ぐ
 
この辺りの栂(つが)と呼ばれる木は、本来のツガ(関西ではトガと読むようだ)ではなく、オオシラビソ(別名アオモリトドマツ)のことである。周りにはトウヒやコメツガ等もあり、昔の人はツガ類とオオシラビソを区別していなかったのだろう。オオシラビソは日本特産の亜高山帯に生える常緑高木で、幹は霧や雨に濡れると紫色にみえる。毬果(マツボックリ)は大きく、暗い青紫色で直立する。2005年にたくさんの実をつけたので暫らくお休みか?針葉の裏は白く、小枝の全周を包むように生えるので丸く太く見える。
 
オオシラビソの新芽は、最初は包皮に覆われている。淡い薄黄緑の新芽は成長するにつれ、薄いピンク色から赤色に変化する。やがて包皮を脱ぎ捨て新緑の針葉が現れるのだが、この過程が実に綺麗で神秘的である。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

ツマトリソウ(褄取草)

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最初「妻をめとる」と覚えていましたが違いました。「褄(つま)をとる」が正解でした。
 
太井メのアンチョコの名の由来には「時おり白い花弁の縁が淡い紅色で縁取られることがある。この縁取りが鎧の褄取り(草摺の端を三角形に、地色とは別の色で威すこと)に似ることから。また長着の「褄どり」からきたとの説もある」とある。ヨロイの「草摺」が読めない解からない。ンで辞書で。
草摺(くさずり): 鎧の胴に付属し腰から上脚部を守る部分をいう。なるほど納得だが面白味に欠ける。こんどは長着の「褄どり」が解からない。褄(つま):長着の裾(すそ)の左右両端の部分(褄先)。もしくは竪褄(たてづま)のこと。しかし長着が良く解からない。
ホンデまた調べると、長着は昔の武家の妻女や奥方が着た長い着物のこと。つまり大奥の局や花嫁の着物を想像すりゃあいいんだ。
裾には乱れないよう重石に綿が入っていて褄先を見栄えよくするために裏は丸く、表は真っ直ぐに縫うのだそうで、この縫い方を「褄を取る」というのだそうです。・・・・なんか頭痛くなってきた。
 

ツマトリソウ
 
竪褄(たてづま)は解かりました。褄じゃなかった。妻が和裁をやっていたのです。衿下から褄先まで。解かりやすく言うと帯の下からスソ先までのヘリのことですね。
 
芸者さんは左手で着物の褄を持って歩くことから、芸者になることを左褄を取る(ひだりづまをとる)と言います。この褄は竪褄(たてづま)のことで長着で歩くと裾を引きずりますので、褄の真ん中辺りを取って歩くのです。京都の舞妓さんの歩く姿をご想像ください。確かに左手で持っています。(夜の蝶のことなら任せてください)
なぜ舞妓や芸者は左手なのか、花嫁はなぜ右手で褄を取るのか? 
小糸さんのお話が実に意味深いのでご参考に
 
着物の正しい着方は右前ですが、以前から衿の左側が上(前)に来るのになんで右前なの?と疑問を感じていたのですが、今回調べているうちに大発見。この褄(つま)が関係していたのです。つまり(洒落ではありません)上(前)になるほうの褄が体の中心より右側に来るのが「右前」なのだそうです。眼に付いていた鱗がはがれました。
女性の洋服が左前だからか、時々死人を意味する左前の浴衣で館内を歩く姿を見かけます。若い人には関係ないのだろうな。 なぜ女性の洋服は左前なのか?この辺も面白そうなので暇があったら調べてみようかと思います。
 
花弁の縁が薄紅色を射すツマトリソウには滅多にお目にかかれません。もし出会ったなら太井メ的には名の由来を「着物姿の裾あしらいで褄をちょこっと持ち上げることを「つまをとる」と言い、裏地の縁の赤がちらりと見える姿を、花びらの縁の色変わりに例えたのです」と色っぽい説明をしたいなぁ。


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 

ギンリョウソウ
 
数年前からカメラに収めているが、どれも鬼太郎の親父「めだまおやじ」ばかりで竜にはほど遠く、銀竜草と命名した人のセンスを疑っていたがこの姿でようやく納得。
早速皆さんにご紹介。
 
銀竜草(ギンリョウソウ)
イチヤクソウ科 ギンリョウソウ属
(最近の知見では、シャクジョウソウ科)
名の由来:うろこ状の葉に包まれた姿を竜に見立てた。
別名:ユウレイタケ(幽霊茸)
草丈: 5~20 cm程度
腐生植物:葉緑素を持たないので腐葉土の菌類と共生。
 
 昔からよく見かけたが、林の中で突然蝋白色の群生が現われるとびっくりすると同時にうれしくなる。薄暗い場所に生えている姿はユウレイタケのほうがシックリくるが、写真のような姿を見れば「銀竜草」と名付けたのも納得。英名はワックスフラワー。そのまんまで想像力に欠ける。持ち帰ったこともあるが真っ黒になっていた。
やはり何事も自然のまんまが一番。
 
(2007/09/01追記)
園芸種にもワックスフラワーがあったんだ!
知らなかった。銀竜草はインディアンパイプとも呼ばれているそうです。


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
ガイド養成講座に行って自然園ではなかなかお目に掛からない花を発見したのでご紹介。

まずは「ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)イチヤクソウ科」。白い花の方を一薬草と言いますが、薬草で一番良く効くの意味だそうです。この紅花には他の山でも滅多にお目にかかりません。弱った木の根や倒木の周りに群生していることが多くどうも半寄生の植物のようです。自然園では3年前から咲くようになりました。栄養状態が良いのか今まで出会った中でも大きい部類に入ります。
 

ベニバナイチヤクソウ

ミヤマカラマツ

白花オニシオガマ
 
そして「ミヤマカラマツ(深山唐松)キンポウゲ科」。自然園では同じ仲間のカラマツソウやモミジカラマツの群生がほとんどで見つけることが難しい花です。薄紫色の細い花をつけひっそりと隠れ立つ姿は、最近稀有になった「カヨワイ乙女」を連想させなかなか良いのです。(´▽`*)
 
次が「オニシオガマの白花(鬼塩竈)ゴマノハグサ科」。園内で見られるシオガマとつく他の花にはヨツバシオガマ、エゾシオガマがありますが、オニシオガマが一番大きくなります。接頭語に鬼の付くものにはオニシモツケ、オニアザミなど大きくてごつい感じが多いですね。シオガマの名の由来は、昔の塩田の塩を煮詰める釜の並ぶ風景から来ていて、「浜で奇麗なのは塩釜かぁ・・・・」「はまできれいなのはしおがま」「葉まで奇麗なのは・・・・?」ってんでシオガマ。
 
゚( ゚^∀^゚)゚。アーッハッハ ほんとかなぁ?
太井メの得意なオジンギャグで笑えます。普通赤紫の花色です。たぶん土壌のせいだと思いますが白花は珍しいのです。


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
いやーぁ。昨日はすっかり雨に降られました。一昨日の快晴はなんだったんだろう。
ガイド養成講座は2回目に続いて雨の中の開催でした。雨女(男?)がいるのかも知れない。講師の○○さんだったりして。(^o^) いよいよ女将に新しいカッパをおねだりしなきゃ。しかし適度な雨は写真に写る緑がやさしい色になり良いかもしれない。
 
今日はカエデの仲間のお話でした。植物学ではモミジとカエデは区別してないのだそうです。園芸や盆栽の世界で葉の切れ込みが五枚以上の掌状の物をモミジと呼び、日本独特の区別のようです。オガラバナやミネカエデのように花の咲き方で容易に判断できるのもありますが、なかなか難しいです。
 

オガラバナ

ミネカエデラ

ヤモモミジ
紅花染めの揉んで染めだす紅色を(もみ)と言い、その行為の「もみずる」からモミジになったようです。日本独特の自然を愛でる感性で、秋に色づく紅葉の色の多さを染め色の変化に例えたのですね。ちなみに「かえで」は「カエルの手」(かえるで)からの変化だそうです。
葉の縁のギザギザ(鋸歯:きょし)の違いで、などの世界になると太井メには例のカエデの仲間で済ませた方が無難です。栂の森から天狗原の間で十種類ほどのカエデの仲間が確認されています。
 
 

浮島湿原

ヒオウギアヤメ

クルマユリ
 
栂池自然園のニッコウキスゲが満開です。ヒオウギアヤメの群生と交じり、とても良い色合いです。雨に濡れた花々もオツなもので、 日差しがない方がかえってクルマユリのように色鮮やかさが目立つ花もあります。なかなかお目にかかれない花に出会いましたので次回に報告しましょう。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

蜘蛛の糸

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7月になって初めて山が顔を出した。しかし明日からは又天候は下り坂。今日登った人はよほど運の良い人に違いない。
太井メは残念ながら所要があり行かれない。
今日山に登った人は運を使い切って、サマージャンボは外れだな。などと憎まれ口を言いたくなる。
 
天候が平成五年の凶作の年に似ている、八月に入っても日照不足が続くと間違いなく凶作になるだろう。と稲作をしている友人が言っていた。
野菜の価格も日々高騰している。
 

前山より撮影
 
長期天気予報では今年は猛暑とか言ってたような気がしたが、桜の開花予想時期も間違えたことだし、信用しない方がいいか。
 
台風は毎年のことだけど、よりによって連休中。地震でご心配をおかけしたのに、この上冷夏で客足が鈍るなんてことだけは勘弁してほしいですね。しかし自然の猛威の前では只々祈るだけです。
 

クモの名前教えて?

???

虹色に輝く
 
早朝写真を撮っているとき、クモの糸が朝日にキラキラと輝いて奇麗でした。太井メには蜘蛛の名前はさっぱりです。白い帯のような糸を掛けた巣の張り方に特徴があるので詳しい方はお教えください。
 
しかしこういう自然の驚異は好いですね。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

春紫苑(ハルジオン)

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キク科ムカシヨモギ属
 
キク科の仲間は実に紛らわしいのが多い。この両者は特に同じ場所で同じ時期咲くことがあり、太井メも最近まで種類が違うとは思っていなかった。あげくに名前までもがややこしい。
ハルジョオンかハルジオンか? ヒメジョウンがヒメジオンか? ^^;
 
ハルジオン(春紫苑)春に咲く紫苑、ムラサキだからハルジオン。秋に咲く紫苑に対して春に咲く意味。茎が中空で花の蕾が下を向くことが多く、葉の根元が茎を包むように抱いている。
ヒメジョオン(姫女苑)小さな女苑、オンナだからヒメジョオン。名前でヒメが付くと小さいという意味が含まれている。しかしハルジオンより大きくなるので紛らわしい。

ハルジオン
 
留まっている蝶がヒメシジミといい、やはりシジミチョウの中でも小さい部類。
ハルジオンは多年草で株でも増えます。初春から咲いて夏には花も散ってしまいますね。
ヒメジョオンは花が終わると株が枯れてしまいます。多くの種を残すためでしょうか、夏の終わり頃でもまだ咲いています。

ヒメシジミ(♀)
 
道路脇など草刈をよくする場所でこの花を見かけたら大体はハルジオンですね。ホテル近郊もほとんどがハルジオンです。なのでヒメジョオンの写真がありません。
「ハルちゃん空っぽ、蕾をうなだれ、葉は抱(いだ)く」と覚えるそうだが・・・( ̄~ ̄;)むぅ

ヒメシジミ(♂)
 
ハルちゃん見てたらごめんね!(:D)| ̄|_


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
ユリ科ワスレグサ属の多年草
 
栂池自然園はニッコウキスゲが咲き始めました。夕方に開花し朝にはしぼんでしまう「ユウスゲ」によく似ていますが、こちらは朝方開いて夕方にはしぼんでしまう一日花。最初は「禅廷花・前庭花」(ゼンテイカ)と呼ばれていましたが、今は日光黄菅と呼ぶことが多いですね。ユリ科ワスレグサ属。この辺ではニッコウキスゲやヤブカンゾウ、ノカンゾウも区別なく萱草(カンゾウ)と呼んで若芽を酢味噌和えや天婦羅にして食べていました。古くはいずれの花も一日で咲き終えるため「忘れ草」と総称していたようです。自然園のニッコウキスゲは他の所よりオレンジ色が強いように感じます。

ニッコウキスゲ
 
PS:太井メはこの花を「一日花」だと思っていましたが、実際には朝咲いてそのまま夜を越し、翌日の夕方しぼむ「二日花」だそうです。この場を借りて訂正謝罪いたします。2009/07/27
 
暇が取れずなかなか自然園に行かれません。スイカズラの仲間、「オオヒョウタンボク」の花はもう終わっただろうなぁ。白い花を二つ付けるこの花は実によい被写体なのですが、黄色い花粉が直ぐ取れてしまって思うように撮れません。今年こそはと狙っていたのですが。花柄(かへい:茎から分かれた花をつける枝)に二つの花を咲かせ、二つの実がくっついてヒョウタンののようになるので付いた名前ですが、赤い実は毒ですのでくれぐれも召し上がらぬように。

オオヒョウタンボク
 
ニシキギ科のツリバナの仲間は同じように茎から垂れ花を咲かせる。こちらは花が黒っぽいので「クロツリバナ」。自然園では背の低い木の部類で葉の下に隠れて花を咲かせるから、場所を知らないとなかなか見つけられない。3~4角の稜を持つ面白い形の実は、緑色から黄色へ更に赤紫色へと変化し、最後にはじけて中からオレンジ色の本当の実が出てくる。花が終わりかけた晩秋の自然園に色を添えてくれるなかなかの演出者なのです。

クロツリバナ


(´・(ェ)・`)~~hutoi

親海(およみ)湿原

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サーバー移転でHPの更新ができませんでした。予約メール等でご迷惑をお掛けしたかも知れません。申し訳ありませんでした。そんなわけで昨日のレポートが今日になってしまいました。
 
久しぶりに親海湿原に言って参りました。湿原の主役はカキツバタの青から、コオニユリのオレンジに交代しています。葉の付け根にムカゴが無いのがコオニユリ。付くのがオニユリですね。栂池自然園では葉が車葉になるクルマユリしか咲きません。自然園のクルマユリは色が濃いので見栄えがします。もう直ぐ咲くでしょうからぜひ見に来てください。
 
脇役で色を添えるのがドクゼリの白とクサレダマの黄色。ドクゼリは小さな白いネギ坊主をたくさんつけ可愛い花ですが、名前の如く毒草です。若芽はセリに良く似ていますが根茎が大きいので判ります。クサレダマ。最初は腐れ玉かと思いましたが、エニシダに似た花で連玉(レダマ)というのが有るのだそうで、花形がよく似ているので「草連玉」なのでした。
 

コオニユリ&カラスアゲハ

ドクゼリ

クサレダマ
 
地震の影響と言うわけではないでしょうが、貸し切り状態。気兼ねなく写真が撮れるというのは良いですね。なんか贅沢な気分です。昨夜の雨の名残でしょう、クモの糸に水滴がついて奇麗です。これで日差しがあったら言うことなしですが、それにしてもいたる所に巣があります。こんどは雨後の日差しのある時に来ようと思います。帰り姫川源流に寄ったのですがバイカモの花も終わりかけ。オオウバユリの花芽が膨らんでもう直ぐ咲きそうです。かなりの数ありますので、一斉に咲いたら見事でしょうね。また一つ楽しみが増えました。
 

湿原歩道

蜘蛛の糸

ヤマブンド
 
某所に寄り道、今年は山ブドウが豊作です。初冬霜が降りたら甘味が増すのですが、それまで待っていたら動物たちに先を越されます。サルナシといっしょで採取のころ合いが難しいのです。何度悔しい思いをしてきたことか。子供の頃砂糖を入れて飲んだヤマブンド酒のおかげで、酒好きになったのかもしれません。それにしても自家製の梅酒までもが他人にふるまったら違法行為とは。振る舞い酒が嬉しくて、それが楽しみで作っているようなものなのに。ホテルでは自家製の果実酒は出せませんね。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

地震

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新潟上越地方で地震があった。震度6強。かなりの被害が出ているもよう。お見舞い申し上げます。ホテル近辺は震度3、ゆれの時間は長かったけど、この前の能登半島地震の方が強かった。ダイエット中の女将はウォーキング途中でゆれは感じなかったとのこと。脂肪がクッションになったんじゃろか......^^?
あちこちからご心配のお電話をいただきありがとうございます。何事もなく無事ですのでご安心ください。それよりも台風でのキャンセルの方が痛かったなぁ。
 

ホテル屋上より小蓮華岳
 
栂池側白馬岳登山コース、白馬大池の先にある小蓮華岳山頂が崩落しそうだと新聞に出ていました。昨年山頂に亀裂が入ったことは聞いていましたが、長さ50m以上に広がったようです。登山道は山頂を通らないからあまり影響はなさそうだけど、国土地理院が2010年頃予定している調査で標高が下がるかもしれないとのこと。小蓮華岳(2769m)ってたしか新潟県の最高峰だったような気がする。小蓮華岳の先が新潟・富山・長野県の県境点、三国堺。
 
そういえばガイド講習会の初日新潟県大海町を震源とする震度3の直下型地震があった。自然園で雷と間違えるほどの大きな音が数回、揺れも7,8回感じたがあの時割れたんだろうか?
 

小蓮華岳から白馬大池

白馬乗鞍岳山頂

白馬大池
 
地震大国日本とはいえ、地震情報を見るとほぼ毎日ゆれてますね。長野県北部って新潟県の上越から下越まで隣接する広い範囲だし、ここ小谷村から長野県の南端飯田まで高速を使っても4時間はかかる。長野県はけっこう広いのです。
 
女将は毎日芋虫とお散歩のようだし。最近ご無沙汰の近郊レポート明日にでも行ってこようか。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

ドナルドダックご夫妻

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台風のせいでキャンセル続出。おかげでフロントは暇です。外は雨だし今日も写真ファイルの整理でもしようかと・・・・
ア行から真っ先に目に飛び込んできたのがドナルドダック。じゃなかった。「アカモノ」の花。赤い実がなるので「あかもの」ツツジ科シラタマノキ属。高さ10~20cmの常緑小低木で花冠は1cmに満たないかわいい花です。

アカモノ
 
白い実をつけるシラタマノキをシロモノとも呼び、それに対し赤い実をつけるのでアカモノと呼ばれたようです。 写真のシラタマノキは実になりかけ。まだ花の色が残っていてピンクです。これから白くなるのです。

シロモノ
アカモノは栂池自然園ではそろそろ咲き始めています。咲いている場所を書いたのですが、皆さんのように良心的な人ばかりとは限りませんので削除しちゃいました。公共の場で生息場所を明かすのはタブーですネ。ウッカリしていました。フロントでお尋ねください。
赤い果実は食べられるそうですが可愛い花からは想像できないほどグロイ(失礼)ので食すには少し勇気がいります。太井メは臆病者でいまだ未経験です。というか国立公園内では禁止行為なのです。(見ていなければ)なんて考えてもいけません。

アカモノ(実)
 
別名イワハゼ(岩黄櫨)
イワ場に生えるハゼ程の意味でしょうか。ハゼは漆の仲間で実からロウソクの蝋が取れるのだそうです。漆の仲間はツタウルシ、ヤマウルシとヌルデしか知りません。同じツツジの仲間にナツハゼというのがあるけど葉が似ているのかな?なんでハゼなのか調べても解かりませんでした。余談ですが魚のハゼは形状から来ていて、陰茎を表す古語「はせ」が語源だそうです。(^^;)V
ネッ・・・アップの花の写真ドナルドダックに似てるでしょ!

ドナルドダック?
 
2個寄り添って懸命に咲いている姿が実にほほえましい。
我が家のアルバムには子供の写真ばかりでこんな写真は新婚旅行以来ないなーと少し反省。みんなのアルバムはどうかな?って聞くだけボヤか。アッと・・・ヤボか。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

台風がやってきた

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梅雨時の台風って前線に沿ってやって来るから嫌な予感がしたけれど、やっぱりこっちに曲がってきましたな。被害に会われた方にはお見舞い申し上げます。しかしよりによって連休時に来なくてもねぇ。旅行計画を取りやめた人たちが大勢いるんでしょう。おかげでこちらもキャンセルが相次ぎ、満室のはずがガッラガラ。こういうのも台風被害っていうんだろうな。

シロバナクモマニガナ
 
廊下の壁が寂しいので太井メの撮った写真でも飾ろうか、などと大胆なことを思いついた女将。とうとう注文していた額が届きました。ホームページ用に高山植物の花の写真を撮り始めたのが五年前。撮り貯めた写真はかなりの量になりました。時間に追われとりあえず撮りまくっていましたから、これがデジタルでなく昔のように現像に出していたら膨大な金額になるでしょうね。花の案内用でしたので全体像中心で図鑑的になっています。改めて額に入れるとなるとなかなか気に入ったものがありません。

白山暴風雨?
 
ISO感度は、ホワイトバランスは、測光モードは、AFフレームは、エエっとフォーカスロックのボタンってどれだっけ・・・・デジタルって便利だけど操作ボタンが多すぎ。光を感じ背景処理や構図を決めてファインダーを覗く。こういうのをスラスラできちゃうのがプロなんだろうな。というか大判カメラを持った人なんか何時間でも同じ場所で粘っているのをみかけるから、最初から撮りたい絵が決まっていて光や被写体を選んでいるんだろうね。太井メはとりあえずデジタルと地元の利を生かして、撮りまくりのうち運の良い一枚を狙って。その日のうちに写真の整理をしないとハードディスクが直ぐ満杯になりそう。

黒雲草
 
ついでに写真の整理でもとファイルをいじっていると、台風のことが頭にあるせいか傘とか雲とかの名前が気になります。オオカサモチ、キヌガサソウ、クモマスミレにクモマニガナ。ヤマガラシが山嵐に見えてしまいます。ハクサンボウフウなんか暴風雨と読めていやな予感。クロクモソウからアラシグサに至っては名付けた人を恨んでしまいますなぁ。依然台風は日本列島をなぞって進んでいます。寂しい厳しい連休になりそうです。

嵐草


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草
 
昨日の帰り道、栂の森遊歩道に咲いていたクワガタソウ属の仲間です。植物に生える毛について勉強しましたのでさっそく復習です。茎に真っ直ぐな毛がたくさんついていました。ノートにメモ書きがあります。「直毛→開出毛、ちじれっ毛→屈毛、マッチ棒→腺毛」・・・^^?こりゃ私しかわからんなぁ。とにかく開出毛ですね。屈毛がクワガタソウ、開出毛がヤマクワガタとありますので、ヤマクワガタに決定、でいいのかなぁ?なんか不安です。やっぱクワガタソウの仲間にしよう。

ヤマクワガタ
 
テングクワガタ。これは自信を持ってご紹介。栂の森から自然園入口の道路脇に群生しています。薄い青紫色の小さな花が密集して咲いていますので良く目立ちます。そう言えば園内では見かけませんし、道路脇にばかり群生しているから、ひょっとすると下界から運び込まれたのかもしれません。オオバコやセイヨウタンポポ、ヒメジョオンなども見かけるようになりました。ゴンドラ乗り場に足ふきマットが有りますので必ず靴裏を擦ってきてくださいね。栂の森にも足洗い場が設けてありますので是非利用してください。国立公園内では外来種でも許可なく駆除できないのです。高山の在来種は環境の変化に弱いので気をつけたいですね。

テングクワガタ
 
オオイヌノフグリ。この写真は5月に撮ったものです。この日記にたびたび登場しますが春一番にご近所を賑わす奴です。名前にも負けず青紫の濃い色は結構ファンも多く、名前を抜かせば私も好きな花の一つです。以前花のアップを撮りましたが、この顔つきを見て命名したんじゃなかろうか?オオイヌと言われれば不思議と納得する顔立ちです。(意外と可愛い)・・・・ (- -;)

オオイヌノフグリ
 
クワガタと言う名は種子を包むガクが武士のカブトの鍬形(ツノ)に似ていることから来ているようです。私はまた花の雄しべの形からと思いましたが違うようです。昆虫のクワガタもツノの形が似ているからだそうです。
ミヤマクワガタって花が有るけど皆昆虫の方を思い浮かべるだろうなぁ。

大犬の顔
 
オオバコといえば近年のDNA研究の発達に伴い植物分類も大きく変化をしているようです。今日ご紹介のクワガタソウ属が属しているのはゴマノハグサ科ですが、最新のAPG植物分類体系によるとオオバコ科に分類されるようです。と言っても植物学会のことですので、太井メにはいつものように○○の仲間 (^^♪で好いのです。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

ガイド養成講座 第2回

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栂池自然園ボランティアガイド養成講座第2回目参加してまいりました。朝から雨です。上下合羽でばっちり重装備。上に着くと雨も上がり濃霧に包まれていました。脱ぐのも面倒でそのままでいると、蒸れて汗びっしょり。ゴアテックスの雨具が欲しいよぅ。
予算ありませんかね?・・女将・・壁|_・)
 
今日は植物学者がどんなふうに植物を分類するか。ほんの触りをお勉強いたしました。ルーペで毛の生え方や意外と可愛い花弁の模様など、マクロの等倍レンズでもなかなか拝めない世界です。属の下にまだ種という分け方がありその中にも亜種があるのだそうで、太井メには到底ついて行けません。キク科、セリ科は○○の仲間で通そうと決心しました。

アカモノ(イワハゼ)
 
高山植物は氷河期の生き残りが大部分なのだそうで、「えっ。私の小学校の頃お勉強した氷河期は何百メートルもの厚い氷に覆われていたと教わったような気がするが?」っというのは過去の間違った教え。サハラ砂漠は雨も降り草原だったようですよ。ニューヨークやイギリスなどは100mほどの氷の下だったようで、その辺の学説を当時の文部省は信じちゃったようですね。

クロツリバナ
 
水の多くが氷のため、当時の海面は今より100~150mも低く、日本海は大きな湖のようになっていたそうです。そのため日本海に暖流が入ってこず、大雪になることはなかったようです。北陸、東北などの豪雪地帯は今より過ごし安かったかもしれません。氷を逃れ大陸から渡ってきた植物が、氷河期が終わり気候が暖かくなるにつれ、高山へと逃れて行ったのですね。この辺は面白そうなのでもう少し掘り下げて勉強してもいいかな?

オオヒョウタンボク
 
風穴近辺にはまだ残雪があり、ツララが出来ているのです。温度計は5度を指していました。誰かが「オオッ。ここだけ氷河期だ」なれない勉強をしたせいか、うなされています。葉の裏にカタツムリが、普通のよりかなり色が黒いのです。又一人が「これはミヤママイマイだな」椅子での勉強会が相当こたえているようでした。

風穴・気温5度
 
アカモノやクロツリバナ、オオヒョウタンボクなどちょっと珍しい花も咲いていましたのでご紹介。入口付近ではコバイケイソウの本隊が一年中休みしただけでまた群生を作っています。オニシオガマやニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメの花芽が大分膨らんでいましたので群生するのももう直ぐでしょう。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

雪の下(ユキノシタ)

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梅雨の晴れ間、ホテル近くの塩の道を歩いて来ました。マクロレンズで花のアップをと思ったのですが、風が強くなかなか思うように撮れません。このユキノシタは石垣が陰になってマズマズです。そろそろ終わりかけの一花でした。
 
ユキノシタは、雪の下から元気で緑の葉をのぞかせるからと名付けられたようです。家の石垣に良く植えられていますが、この葉っぱの天ぷらが肉厚で美味しく年中採取できるので、近くにあると重宝なのでしょう。
 
よく枝分かれし、それぞれの枝に花をつけ、赤い斑点が実に巧妙で満開になると見応えがあります。渓流釣りに行くと、水しぶきのかかる岩の上で花盛りの奴に出会うことがありますが、水滴が白地に輝きしばし見とれてしまいます。
 

ユキノシタ
良く見ると赤く細いツルのような枝を長く延ばしています。この枝が地面につくとそこから根を出し株別れしていくのだそうです。ショウジョウバカマの葉っぱも同じように接地面から根を出しますね。植物の繁殖の方法を調べてみると面白いものが沢山あります。
ユキノシタの葉には色々と薬効があり、その中にしぼり汁はウルシかぶれに効くとありました。ひび、しもやけにも効用があるようです。
 
植物の分類では最初が○○目、次に○○科、その下に○○属と分けられます。ユキノシタ科という科目があって、その下にウツギ属、アジサイ属、スグリ属、ユキノシタ属などがあります。ユキノシタ属の仲間でよく知られている物にダイモンジソウがありますね。
 

ウツギのモンシロチョウ

ヤマアジサイ

ヤマアジサイの両性花
 
それにしてもウツギ、スグリ、アジサイ、ユキノシタが同じ科目とは思えません。


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
カタバミ科カタバミ属の多年草
 
カタバミの言われは諸説有りますが、漢字で「傍食」とか「片喰」「片食」などと書かれますので、どれも一片を「くらう」という意味のようです。夜や雨、曇りなどで日差しが弱い時には花や葉を閉じて休眠状態になりますので、閉じた葉を見て一枚葉が少ない「誰かくらったな」の説が、面白みが有って覚えやすいですね。
 
栂池自然園では林の入口や木道脇の直射日光の入らない湿気の多い場所でよく見られ、三つ葉で白か淡いピンクの花を一つ付けます。四、五本の固まりで咲くことが多く、群生することもありますが、群生する花色は薄く白に近いものが多いように感じます。時々濃いピンクの色でポツリと咲いているのを見つけると、思わず立ち止まってしまいます。

コミヤマカタバミ
 
良く見ると傷ついた少し厚めの葉を見ることが有りますが、これは冬越しをした葉です。種を飛ばして子孫を残そうとしますが、よほど条件が良くないと発芽しないようで、根を張って増殖した方が効率は良いようです。群生の中にこの葉っぱを見つけると、これが親株だなとわかります。

古い葉
 
裏山の林の中に入るとコミヤマカタバミより一回り大きなミヤマカタバミが雪解けと共に白い花をつけます。コミヤマカタバミより直線的な三角葉で裏の葉脈は赤色です。芽吹いたばかりの葉には白い産毛が生えていて、光の加減で白く見える時があり、この辺を見分けるポイントにしています。

群生・葉を閉じる
 
同じ仲間で黄色の小さな花を咲かせるカタバミは家の近くでも良く見かけます。葉を噛むと酸味があり子供の頃、虫に刺されるとこの葉を揉んで塗ってもらいました。種子に触ると弾けて実が飛ぶので面白がって遊んだものです。ばあさんが「こんなむなぁ増えて困りむんだ」とよくボヤイテいました。意外と繁殖力旺盛なのですネ。

カタバミ


(´・(ェ)・`)~~hutoi

千鳥・名誉挽回

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昨日は得意の「思わぬ脱線」をしてしまいましたが
本題の千鳥の名のつく植物の話に戻りましょう。
 
そもそも植物の名前は最初に発見した人に優先権があり、後から同じ属で新発見をした人は種類が分かりやすいように、名前の一部をもらってつけることが多いようです。このチドリの仲間も結構多くて、頭を悩ませる種類の一つです。最初に発見した人がもしセンスの悪い人だったらその植物は悲惨な目に会うことになります。以前お話した「オオイヌノフグリ」なんかは可愛い花からの命名ではなく、種の形状からつけたものですが、あまりにも可哀想すぎます。

ハクサンチドリ
 
石川、岐阜、福井の県境にある白山は植物の種類も多く、研究も早くから始められたのでしょう、「ハクサン」と名のつく高山植物が数多くあり、ハクサンチドリもその一つです。チドリの方は浜千鳥の姿から命名とあるだけで、どのチドリが最初に名付けられたのか判りません。花の先が尖っているのが特徴で、この辺が千鳥の尻尾に見えなくもありませんネ。ただハクサンチドリやテガタチドリは属の名前にもなっていますので、早くからつけられた名前かな?と理解できます。

ノビネチドリ
 
ノビネチドリはテガタチドリ属に入りますので、テガタチドリが先だと見当がつきます。両者とも根の形状からの命名のようで、長い根を持つのがノビネ、子供の手の形をしているのがテガタとあります。根っこを掘らないと判らないのです。ナンチャッテ。そんなことはなくて、葉の縁が波打っているのがノビネチドリ、そうでないのはテガタチドリと覚えましょう。ノビネチドリの方は結構低山でも見られます。

テガタチドリ
 
キソチドリはツレサギソウ属です。キソサギではなく、なぜ千鳥になるのか。この辺が学者の主観なのでしょう。ホソバノキソチドリは一番下の葉が大きく上の葉が細いのが特徴だそうですが、花の形状からキソチドリより尻尾が長いので解ります。良く似た奴で「コバノトンボソウ」というのが自然園にも居ります。写真は文献の説明と様子が違い紛らわしくなるので又の機会にしますが、花の尻尾、きょ(距)と言うらしいのですが、これが上に反って同じ方向に向いているのがコバノトンボソウ、下向きに下がってアチコチに向いているのがホソバノキソチドリと覚えましょう。

ホソバノキソチドリ
 
ラン科やセリ科、キク科アザミ属は種類が多く姿も似ていて太井メには手に負えません。ポケット図鑑は手放せないのです。あ、いや、図鑑を見てさえも判らないのが多すぎです。そんな時は「ミヤマシラネソウ」と答えることにしています。
 
あ、いや、冗談ですヨ。


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千鳥

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酔っ払いの歩き方を、浜千鳥の餌を採るユニークな姿に見立てて「千鳥足」と言いますが、本人は至って真っすぐに歩いており、何で電柱やごみ箱が自分の方に寄ってくるんだろう?くらいな感覚なのです。それ以上に至福の時間を過ごした楽しさに、それこそ酔いしれているのです。
 
太井メの酒好きは親父からの遺伝です。親父は猟友会長をしていたので、よく人が集まりました。今でこそカラオケですが、当時は民謡でも、演歌でも、軍歌でもみな手拍子でした。酔いがまわって手拍子が崩れてくると、必ず私を呼ぶのです。今でいうメトロノームの代りです。また何時か詳しくお話しますが、野ウサギの心臓の塩焼き欲しさに、いやいやながらのお付き合いでした。

ハクサンチドリ
 
雪が降った冬のある朝。いつもなら登校する私の為に、次の家まで道の雪踏みをしてくれるのですが、玄関を出るときれいに雪が踏みつけられいます。前夜宴会があったのです。それを見た親父が「オッだいじょぶだナ」一言いって家に入ってしまいました。子供の目にも二日酔いだというのが分かりましたが、しいて意義など唱えられません。

ノビネチドリ
 
カンジキ(わからない人は2004/5/18の「ひとりごと」を見てね)で踏んだ道と違い、つぼ足で歩いた大人の歩幅です。歩きにくいことこの上ない。そのうちに足跡が二つに分かれたり三つになったり。全員で千鳥足。これなら足跡が無い方が歩きやすい。尻もちの跡があったり、大の字の形が残っていたりで、どこで何をしたのか一目瞭然です。あげくに紫の風呂敷に包まれたお重までが落ちている。「ははーん。この足跡はここの家の親父か。あっこんなとこで立ち小便をしてやがる」。仕方がないので届けてやることにしました。

テガタチドリ
 
案の定「しょうがないねェ。手土産忘れても、鉄砲だけは忘れないんだから・・・・」それからウチのトウヘンボクの話が延々と続くのです。話が終わる頃合いも分かっていて「・・・・こんな事オメサマに話したってショウガネェねけど」すかさず。「おばちゃん、俺学校に遅れるから」やっとの思いで玄関を離れることが出来るのです。田舎の家はどこへ行ってもこんな対応です。一言で済んだためしがありません。ひどいとこなんか「おっよく来たな。まあ上がってイッペエやってけ」 田舎では楽しみがあまり無いので、事あるごとに宴会です。

ホソバノキソチドリ
 
昨夜はこの家で宴会があったな。冬の朝は宴会の名残が千鳥足と共に残っているのです。子供心に「こんな大人たちにはなりたくないな」と思ったものですが、今じゃあすっかり当時のような大人になってしまいました。

でも今思うに当時の子供たちの方がある意味幸せだったのかもしれません。

チドリの名のつく花の話をするつもりが・・・・・
 
(*_*;)すんません


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
前回は変な話で脱線したけれど、今回はおめでたい(ような)話です。
 
浮島湿原では今シナノキンバイが盛りです。後から咲くオニシモツケやモミジカラマツ、秋に咲くトリカブトの葉っぱに囲まれて名前の如く金色に輝いています。
 

シナノキンバイ
「信濃金梅」は太井メにはかなり思い入れの深い花です。長野県出身で県歌「信濃の国」を知らない人はマズ居ないだろうし、中には六番まで歌える人が結構居ると思う。
それだけ信濃という言葉には、かなりの愛着があり、つい嬉しくなっちゃう響きがあるのです。
それに学名にはjaponicus。「場所は日本ですよ」って書いてあるし、本来は高山の雪渓周りに生える生粋の高山植物が、標高1900mの湿原地帯で生息するのは大変珍しいのだそうで、それに何といっても酒好きの太井メには、梅の花に見立てた黄金の盃「金梅」がとても気に入っているのです。
 

ムラサキヤシオツツジ
緑の中にポツンと赤い花。最初はムラサキヤシオツツジとは気が付かなかった。この近辺ではすでに盛は過ぎているはずなのだ。つぼみでこのくらいの色は良く見るけれど、花の状態でこれだけ色濃いのには、そうそうお目に掛かれない。ラッキーなのだが、曇り空でこの色が写真で出せるんかいなと心配でした。とりあえず何とかなったかな?
 

オオシラビソの新芽
お正月の松飾りにしたいようなオオシラビソの新芽。最初出会った頃は松ぼっくりとばかり思っていました。枝の先端で大切に包装され冬越しをした新芽が、このあと衣を脱いで新緑の新しい枝になるのです。もっと赤く色づくのもありますが、目の前を通り過ぎても気がつかない人が殆どです。皆足もとの花ばかり気にして、たまには上も見なくっちゃ駄目ですぞ。
 

オオシラビソの実
三年前にたくさん付けたオオシラビソの実。写真も三年前の物ですが、触ると結構柔らかいのです。紅葉が始まると固くなり、松ぼっくりのように開いて種を蒔きます。今でも木の上部を見ると三年前の松ぼっくりの芯が細い棒になって残っています。前回実をつけた枝から何段上に枝が付いたら又実をつけるのでしょうか?
 
一年一枝。自然のサイクルにはじっと辛抱しなくてはいけない時機があって、その時間を積み重ねてこそ、奇跡のような瞬間が訪れるのです。


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
思いのほか雨が長引き、しばらく近郊レポートもできませんでしたが、ライブカメラで自然園の雨が止んでるようなので、思い切って濃い霧の中行ってまいりました。1500mを過ぎると霧は晴れ、雲の切れ間から薄日も射してきました。足取りも自然と速くなります。
 

コバイケイソウ
予想どおり水芭蕉湿原ではコバイケイソウが咲き始めていました。一昨年群生を作った場所とは違うところに小ぶりながら群生しています。どうやら本隊とは周期がずれた予備軍のようです。とはいえ貴賓に満ちた姿はひと際目立ち、絵になります。
 
さっきコバイケイソウの真ん前にあった草を曲げていたデジカメオバチャンに「もしもし、その草もタテヤマアザミって名前が立派にあるんだからちゃんと一緒に撮ってあげなきゃ」って言っちゃった。
 

リュウキンカの中でシャイな水芭蕉
増水した小川のほとりの、リュウキンカの群れの中にポツンと咲く水芭蕉。恥ずかしいのか顔を半分隠しております。さっきのオバチャンの気持ち良くわかります。でもなにごとも自然のままに「可愛いね、ハイもう少し手を下げてくれるかなぁ」なんてね。
 

ミネザクラ(タカネザクラ)
風穴手前の最後に咲くミネザクラ、まだ蕾が残っています。もう少しだけ姿を見ることができそうです。付近はまだ残雪があり肌寒さを感じます。キヌガサソウ、サンカヨウ、エンレイソウ、ベニバナイチゴ、水芭蕉もまだ咲いていました。この辺はやっと春になったようです。
 

コヨウラクツツジ
今日のお目当てのオオヒョウタンボクはまだ蕾でした。又の機会にと思って横に目をやると、コヨウラクツツジが咲いています。自然はいつも粋な計らいをしてくれるのです。これだけの花をつけた姿は珍しいのです。今年の山は豊作でクマの心配は必要なさそうですね。今日もあちこちでクマよけの鈴が鳴っていました。
 
近年、野生の動物たちと共存することは難しい課題です。
以前は自然界のルールは先祖代々受け継がれ、爺様や父親や近所のいけ好かないオヤジ達が教えてくれたものです。
その基本には自然に対する敬意の気持ちがあって、林を切るときは神に祈り、殺生をするときは成仏を祈り必ず食べる。決して必要以上のものは要求しなかった。でも最近はそのルールを人間が勝手に作り必要以上の物を要求している気がする。
金を持ったら勝ち組み、強いものに生存権があるみたいな欧米式の風潮についていけない今日この頃です。
 
でもマグロは大好きです。(だめだなこりゃ)
 
 


(´・(ェ)・`)~~hutoi

柿蘭(カキラン)

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ラン科カキラン属の多年草
「二日酔いには柿が良い」と昔から言われていますが、最近それほど飲めなくなりましたなぁ。その前に眠くなります。「年のせいだ」ハイ。言われなくても解ってますよ!!
 
子供の頃柿の木に登っていて、枝が折れ落ちた時に親父に注意された一言
「柿の木ゃあ枝がオショレやすい(折れやすい)で気をつけろ」って・・・落ちた後に言われてもねぇ。
でも「はい、ごめんなさい」ってあの頃は素直だったんだヨ~~~。

あの木になっていたドングリ形の大きな渋柿の名前が出てこなくてネットで調べていたら、ヨーロッパでブームになっている柿は、もとは日本から渡ったものなのだそうだ。
名前も「KAKI」で通っているという。びっくり。ついでに昔のゴルフのウッドはパーシモン。こちらはアメリカ原産の柿の木だそうな。
芯に当った時の音、好きだったなぁ。シャレじゃなくて本当に「カキ~~~ン」って言うんですよ。
 

昨年玄関に植えたカキランが株も増え花を開きました。野生ではあまり見かけなくなった花の一つです。もちろんこちらは業者から購入したもの。名前のとおり柿色のランです。
条件が良かったのか、結構咲きましたのでご紹介。
 
 

最近山野草で絶滅危惧種に上がるものが増えてきました。太井メが青春だったろこに起きた山野草ブームで一気に数が減ったと聞いております。自然園で今時期一番人気のシラネアオイなんか、昔は家の周りにたくさん咲いていたもんです。
シランやササユリ、黄花のアツモリソウの群生地も有ったのですが、今は面影すらありません。
 
 
 

いつもの場所にいつものように咲いている山野草に出会うとホッとします。
アッ! 柿の名前を探すの忘れた。
 
(2007/11/16-PS:百目柿でした)
 
 


(´・(ェ)・`)~~hutoi

衣笠草(キヌガサソウ)

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ユリ科ツクバネソウ属の多年草
 
空梅雨かと思いきや、雨の日が続くようになりましたなぁ。雨といえば傘。尊いお方が差したのが衣笠。この笠に似た形容をしているのが衣笠草。
なんて強引に話題をこじつけますが、水芭蕉が終わった後にひと際目立つのがこの花です。大輪の白い花が群生している様は実に見事です。

 
花びらに見えるのは咢(がく)とか、いやユリ科だから花被(かひ)だとか難しい話は専門家に任せて、花びらでいいじゃんねぇ。
この花の面白いところは、葉の数と花びらの数、おしべの数が同じというところ。なんでもそうですが、中には異端児もおり例外はあります。花を愛でる人は細かいことは気にしないのです。「へー」と素直に驚いてくれる人が好きです。

 
異端児の中にたばこのパッケージ程の奴がおりまして、よく見ると葉のよじれ具合と花びらのよじれ具合が同じなのです。歩道脇にあるので誰かに踏まれたのかもしれません。「こんな小さいのによく花をつけました。あんたはエライ!」」と褒めてあげたい気分です。

 
受粉が終わりメシベが膨らみだすと、花びらの周りが赤紫に変化し始めます。実が大きくなるにしたがい色が緑色になり果実になります。初めて見た時は別種かと思いました。
名前の通り豪華で気品に満ちた花です。これから開花期は雪消えの遅いところへと移りながら、7月いっぱいは楽しめるでしょう。



(´・(ェ)・`)~~hutoi

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