2004年5月アーカイブ

「かんじき」

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   「ひとりごと」
/// スノーシューの日本版 ///
 
ガスなどなかった「まき」の生活のころ、子供の仕事に「たきぎ」集めがあった。枯れ落ちた小枝や杉の枯葉を集めるのだ。冬になると雪の原で歩けなくなるので、その時足に履いたのが「カンジキ」日本版スノーシューだ。そう言えば「つける」ではなく、カンジキは「はく」と言ったなぁ。
 
アブラチャンやツゲの木を丸く輪にして麻縄や山ぶどうのつるの皮で編んだもので、二種類あり雪の質に合わせ使い分けていた。雪が新しく柔らかいときは輪の大きな「ワカンジキ」。3月になり雪が締まって表面が固くなると、木を削って作った爪が左右に二本付いた、たて長の形の「ツメカンジキ」を使う。子供用には輪カンジキしかなく竹で小さく軽く作られていた。
 
しばらく雪が降らず溶けたり凍ったりを繰り返すうちに、ある朝雪の表面が固く凍りカンジキを付けず歩くことができるようになる時がある。そんなときを「のらがしみる」と言い「野良が凍みたでカンジキもいらねし早く野良かせぎに行って来い」と朝早く起こされたものである。
 
何も付けずにどこでも歩けることが嬉しく、北原白秋の「待ちぼうけ」を口ずさみながらあちこち走り回った想い出がある。私の爺さんはこの歌の題名を「野良かせぎ」と言っていて中国の古い物語を歌にしたもので「二度有ることは三度ある」という意味の歌だと教えてくれた。子供のことで何のことやらさっぱりわからなかったが、今思うに「柳の下にドジョウはいない」と言おうとしたのだろう。爺さんの名誉のため訂正しておく。
 
しかし題名からして間違っているのだから
中国の古い物語もなにやら怪しい気がしてきた。
 

スノーシュー



(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
大阪市立長吉中学校修学旅行の栂池自然園スノーシュー体験に同行です。ガイドは星の家の清さん他6名。小谷に住むカナダ人のデビッドとカナダから来ているスタッフがガイドに加わり、日本見学に来ているインドからの子供たちも仲間に入り英会話を交えながらの体験教室です。
自然園では20日の開園準備でロープ張りをしている人たち以外の貸し切り状態。雪の上に立つと直ぐに雪合戦が始まります。雪など見た事も無い子供たちが、教えもされないのに雪の玉を作りぶつけ合う姿は不思議な感じがします。
最初戸惑い気味だった子供たちも小山の中腹からお尻で滑る(小谷の方言でケツゾリ)頃にはすっかりなれて走り回っています。生憎の曇り空でしたが時折霧が晴れ、白馬三山の姿も見ることができとても有意義でした。
 

栂の森ロープウェイ乗り場

自然園手前道路

ビジターセンター前
 

自己紹介

いよいよ装着

ケツゾリを楽しむの図
 
自然園入口の積雪は2mほど。昨年より少なく、入口の川沿いと右奥山裾へ100mほどの二個所に雪解け穴があり小さな水芭蕉の芽が出かけていました。すでに入口看板の文字は見えています。ビジターセンター前の花壇にはショウジョウバカマとヒメイチゲ、小さなミズバショウ1本が咲いていました。栂の森遊歩道は雪に埋もれていますが、奥の湿原はミズバショウとリュウキンカが咲き始めています。雪消えの端は崩れ安いので注意が必要です
 

入口からの白馬三山

奥の雪解け穴

栂の森湿原
 



(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
「ひとりごと」
 
/// タテハチョウ科クジャクチョウ ///
 

 
昨日の山菜採りの帰り道「クジャクチョウ」に出会いました。この蝶は冬越しをして春に卵を産み一生を終えます。幼虫は私の好きな山菜「イラクサ」を食べながら成長し夏には羽化します。栂池自然園でも良く見かける蝶です。
名前の由来は羽の丸い模様が孔雀の羽根に似ているからのようですが、学名に"geisha"の付く亜種が居ると聞いたとき思わず笑みがもれました。
役目を終えて静かに時の来るのを待つ姿に合唱。
・・・じゃなかった合掌。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

山菜採り

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小春日和にホテルの中ではもったいない。で、山菜採りに行くことにしました。初心者が同行するので目的を比較的簡単なクサソテツ、通称「こごみ」と決め出発しましたが、途中で味噌を忘れたことに気づき出直し。山菜取りには「何はなくても味噌」です。小谷村某所に車を置き、取り付きの急斜面から道なき道を登ること30分、林の中を抜けるとそこは一面のこごみ畑。のはずが時期が遅く見事なクサソテツ畑が迎えてくれたのでした。
 
同行者たちのブーブー言う声を無視してもう一登り。「ブーブー」の声が「フーフー」に変わる頃、雪消えの遅いなじみの場所に到着して小休止。コゴミが腰を伸ばし始めですが何とか面目躍如です。株には二本以上残すこと、刃物は使わないことなど採り方を教えながらしばらくはコゴミ採りに専念。一背負い採ったところで同行者に今の場所からあまり離れないよう言い残し、ウトブキとウドを採りに一人尾根へ向かうことにしました。少し時期が早かったもののヤマシャクヤクの花にも出会えたことだしまずまずの成果でした。
 
尾根から戻るとまだ一心不乱に採っています。欲に目がくらんだ同行者たちを「荷が重くなって帰りが辛いよ」となだめつつニリンソウの花畑の中で昼食です。採りたてのヤマウドとウトブキに出直し持参の味噌をつけて生かじり。歓喜の声があがります。春を満喫したなんとも贅沢な食事でした。「今度は冷酒も持ってこよう」などと言う不届きな声が出たところで、今日採れた山菜たちの紹介です。
 

小谷村某所

クサソテツ畑

ヤマシャクヤク
 
「トリアシショウマ」方言は(トリアシ)さっと湯がいて炒め物にします。夏になるとゲレンデの中で白い細かな花を付け群生しています。鳥の足に似ていませんか?
 
「イヌドウナ」ヨブスマソウとも呼ばれ方言は(ウトブキ)傾斜のきつい尾根筋(ウト)に生え茎が中空なのでフキに似た山菜と言うような意味でしょう。春の山菜の王様です。滑り安い急な斜面に太いのが群生するので、あきらめきれずに採りに行って滑落した話を昔はよく耳にしたものです。おひたしが一番ですが保存には塩漬け、ぬか漬けにします。生のまま細かく刻み味噌汁の具にしても香が良く美味です。
 

ニリンソウの花畑

トリアシ

ウトブキ
 
「ハンゴンソウ」方言は(ヤマソ)出たての葉が開かないうちは湯がいてしばらく水にたたかせておくと食べられますが、葉が開いたものはアクが強いので塩漬けにして保存食とします。風味は「ウトブキ」よりも良い。秋には人の背丈ほどに延びキリンソウに似た黄色い花を咲かせます。
 
「ミヤマイラクサ」方言は(イラ)軸や葉の裏に取れ易い細かな白いトゲが生えていて、素手で触ると肌に残り独特の痛痒さがいつまでも付きまといます。私は硬めに湯がいてダシ入り醤油に漬けた物が甘味が引き立ち好きですが、おひたしでも風味、歯ごたえ共に良く美味しい山菜です。昔はイラから繊維を取り出し着物を織ったようです。
 

ヤマソ

イラ

ウド
 
ご存知の「ヤマウド」方言も(ウド)採れたての白い部分を信州味噌をつけて生食する。水分たっぷりで風味も最高。もちろん山菜取りに味噌は必需品なのです。青く伸びたものは酢味噌和えが一般的ですが、少し厚めにスライスし一週間ほど秘伝の味噌に漬けたやつと、ウドの皮のキンピラがあれば日本酒の冷酒が格別進みます。作り方を知りたい方はご一泊ください。秘伝をお教えしましょう。私はすでに漬け込んであります。紫米で作った「紫雲」をキーンと冷やして・・・。(続きは明日にして今日は帰ります)
 
 

ミソッコ
「アミガサダケ」方言は(ミソッコ)ナラタケ(モトアシ)と共に数少ない春のキノコの代表。杉林の入口で見かけるこのキノコは毎年同じ場所に生えるようです。二つ割にして火であぶり醤油をつけて食べるのがうまい。ヨーロッパでは高級なキノコなのだそうです。実物は昨夜ウドと共に細井の腹の中です。
心地よい疲れとうまい酒で今朝の目覚めは壮快でしたハハハ。


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
   「ひとりごと」
/// 可哀想な花 ///
 
小さな紫の花を付け群生しているのはオオイヌノフグリ。
実の形から「大犬のフグリ(睾丸)」と名付けられたようですが、花の可憐さと似つかわしくない命名ですぐ覚えました。学名に"Veronica"とありますが、キリストが刑場に引かれて行く途中で汗をふきとった聖女の名と聞くと、なんだか日本名がかわいそうな気がします。英名は"speedwell"「さようなら」と言う意味合いだそうですが、花を摘むとすぐに花冠が落ちてしまうことから名付けられたようです。つくづくもっと違う名前で呼んであげたいなあと思います。
 

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草


(´・(ェ)・`)~~hutoi
 
5月3日の塩の道祭りには4,500人の参加者で大賑わいでした。
連休のあわただしさが過ぎ、ホテルのスタッフ一同ほっと一息と言うところ。
 
姫川源流のニリンソウと親海(およみ)湿原のミツガシワが気になり、行ってみることにしました。入口の道端にはスミレや菜の花が咲き、山の木々は少しずつ緑を増して春を演出中。日差しで変化する緑の種類の豊かさに心が安らぎます。これからが私の一番好きな季節です。
 

オオヤマザクラ

源流入口

ミツガシワ
 

手前ニリンソウと奥クレソン

アズマイチゲ

キクザキイチゲ
 
親海湿原のミツガシワは中央に少し咲き始めていました。群生になるまであと十日ほどでしょうか。姫川源流はニリンソウの真っ盛り、クレソンの花も一緒に群生を作っています。水芭蕉が少しですが残っていました。流れの中にはバイカモの花が咲き始めています。源流手前の杉林の中にまだ福寿草が咲いていました。カタクリやムラサキケマンも咲いています。アズマイチゲはキクザキイチゲの白花にそっくりで間違い易い花ですが葉の形で見分けましょう。


(´・(ェ)・`)~~hutoi

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