梅雨の晴れ間をぬって白馬大池に行って来ました。あいにくの曇り空ですが山が見えることを祈りながら出発です。それにしても今年の梅雨は長いですね。
8時45分、自然園手前の旧登山口から入りましたが自然園ビジターセンター横からも入山できます。合流地点のミヤマキンポウゲが盛りでした。上り坂になる手前でさっそくマイズルソウの群生がお出迎え。
林の中の登山道は急な登板ながら整備され歩きやすくなっていました。道の両側にはコイワカガミ、ミツバオウレン、ゴゼンタチバナ、ツマトリソウが花盛りです。
20分ほど登ったところに分岐点があります。ここから右に下っていくとひよどり峰へのトレッキングコース。妙高や戸隠の連山を眺望でき紅葉がすばらしい。2時間ほどで栂の森に着きますがアップダウンがあり結構歩き応えのあるコースです。足元にミヤマツボスミレが咲いていました。このスミレはスラッと立った八頭身美人で直ぐわかります。分岐を左にしばらく登ると日がさしてきました。林の切れ間から青空が垣間見え「早く展望のきく場所へ」と気がはやります。稜線に隠れ白馬岳は見えませんが杓子、白馬鑓から唐松、五竜、鹿島槍まで見渡せます。すでに大雪渓あたりから雲が湧いてきていました
ひよどり峰への分岐点から20分ほど登ると水場の銀嶺水に到着です。昨年の9月に訪れたときにはほとんど水はありませんでしたが、今回はまだ雪が残っており湧水も豊富でした。水質検査でお墨付きの名水で疲れを癒し更に登ります。銀嶺水から30分ほどで天狗原(てんぐっぱら)に到着です。10分ほど手前からイワハゼの花が満開でかわいい写真が撮れました。秋には食べられる赤い実がなるのでこの辺ではアカモノと呼んでいます。
天狗原に着いたのが9時55分。写真を撮りながらゆっくり登って来たので自然園入口から1時間10分。林の中の急な上り坂ばかりですが、それゆえに天狗原に着いた瞬間の開放感が最高です。ミズバショウやリュウキンカはすでに終わっていましたがチングルマが最盛期でイワショウブが咲き始めています。まだ早いと思っていたタテヤマリンドウやアオノツガザクラに出会えてラッキーでした。
曇り空で白馬岳は見えませんでしたが去年の写真をご参考に。疲れが癒される瞬間です。ここから雪渓取り付きまで雪消えの状況にもよりますが15~20分。もうひとがんばりです。足元には可憐なコミヤマカタバミの群生、カラマツソウも咲き始めています。残雪がまだ多く雪の上を歩くところがありました。
入口から振り返ると白馬乗鞍岳の裏側にある白馬岳を拝む様に建つ小さな岩の「ほこら」があります。現在の白馬村森上の後藤敏氏が白馬岳に天照大神を祀ろうとしたが、国立公園の為許可が下りず、昭和二年に白馬岳神社としてここに建てたものだそうです。最初は木造りの祠だったようです。氏は続いて白馬大池の真中に伊勢神宮の外宮の祭神である豊受大神の神霊を鎮め、厳島神社を真似た鳥居を建てたそうですが今はなくなっています。祠への木道横にホンシャクナゲ、ホソバノキソチドリが咲いていました。湿原に広がるワタスゲが風に吹かれ涼しげな風情です。湿原中間にある分岐点を左に進むと目指す白馬大池へ。右に木道を進むと風吹大池方面。分岐点ではベニバナイチゴが満開でした。
分岐点からすぐ登山道一番の難所、大岩歩きが始まります。所々まだ雪が残っていました。岩の間の残雪はうっかり踏み外すと腰まではまります。十分注意してください。背の丈以上もある大岩の間を抜け白馬乗鞍岳の急斜面へ。見下ろすと先ほど通った天狗原の全景が見渡せます。写真の木道右端が栂池方面、左端が風吹方面。斜度30度以上はある急な登山道には思ったより下部まで雪が残り滑落防止のロープが張られていました。下山途中の登山者が「雪渓の雪がゆるくてアイゼンが効かない」と話していました。登りは足跡を踏み外さなければ大丈夫ですが、下りはかなり滑りますのでロープを放さないように慎重に下山しましょう。急斜面の直登は40分ほどですが、かなりの体力が要ります。雪渓はずれのガラ場に生えるハイマツの中にキバナシャクナゲが顔を覗かせていました。雪渓上部は緩やかになりますが秋口まで雪が残ります。
白馬乗鞍岳頂部はかなり広く一面岩とハイマツに覆われ、ケルンが無ければどこが頂上か見当が付きません。岩に記された赤い目印がルートを示してくれます。霧が発生すると迷いやすいので注意が必要。正面の小蓮華山左側に隠れるように白馬岳山頂が見えます。右側の尾根は富山・新潟・長野三県の県境である三国境(みくにざかい)から鉢ケ岳、雪倉岳、朝日岳へと続きます。立ち入って直ぐにタカネバラの赤が目に入りました。チシマギキョウは花冠のふちに長く白い毛があるのでイワギキョウと見分けができます。ハクサンシャクナゲは他のシャクナゲより細い葉です。赤いつぼみがハイマツの間から顔をのぞかせていました。
ミヤマダイコンソウが最盛期であちこちに群生していました。コケモモはあまりにも小さいので見過しがちですが、これでもれっきとした木本でツツジの仲間です。岩肌に群生してとてもかわいい花です。赤い実はもちろん食べられます。ひときわ黄色が目立つのはクモマスミレでした。
天狗原分岐点出発が10時20分、山頂到着が11時30分。かなりゆっくりのペースです。白馬大池までは40分と道標に表示されています。ケルンから少し歩くと待ちに待った眺望が広がります。目の高さに見える北アルプスの山並みと眼下に見える白馬大池は幻想的な景色で何度来ても歓喜の声が出ます。空の青と雪渓の白、紫紺の池に緑のハイマツ。山荘の赤が実に良いアクセントでまさに絶景です。
白馬大池は海抜2,397m、周囲約2km、深さ13.5m。日本の高山湖では風吹大池に次ぐ2番目の広さで、深さも立山のみくりが池に次ぐ深さを持つそうです。
今回は池までは降りませんでしたがホテルに帰ってきたのが14時10分。ホテル出発が8時でしたので往復6時間10分。写真を撮りながらかなりゆっくりのペースでしたので、白馬大池まで往復7時間みれば初級者でも休憩、昼食時間を入れても余裕です。かならず山のベテランと同行してくださいネ。下山は思った以上に疲労が蓄積されバランスが悪くなっていますので、足元に注意を払い、腰を一段低くして、くれぐれも慎重に慎重に。
今回は池までは降りませんでしたがホテルに帰ってきたのが14時10分。ホテル出発が8時でしたので往復6時間10分。写真を撮りながらかなりゆっくりのペースでしたので、白馬大池まで往復7時間みれば初級者でも休憩、昼食時間を入れても余裕です。かならず山のベテランと同行してくださいネ。下山は思った以上に疲労が蓄積されバランスが悪くなっていますので、足元に注意を払い、腰を一段低くして、くれぐれも慎重に慎重に。
(´・(ェ)・`)~~hutoi









































